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漫画の感想とかをひたすら書いていくブログです。

今週の新連載とか・2021年18号(5/1-5/7)

GW進行で、木曜発売の2誌と月刊誌1誌だけの実質お休み週です。ここで挽回すべきだったが、とても間に合わず……。

今週の新連載と最終回

今週の新連載と最終回はありませんでした。まあ、3冊だけですからね。

今週の読切とか

月マガ6

晴れ女の告白(今際イムラ)

新人賞準入選。晴れ女と雨男がただの迷信でなくて本当の特殊能力として存在する世界のスコシ・フシギ系ラブコメ。かわいらしく独特の絵柄ですが存外読みやすく、感情表現も豊かなので引きこまれます。あらすじは単純ですが、これも等身大の青春の葛藤と喜びがストレートに表現されていてとても健全な読切になっています。欲を言えば二人の努力が同時に叶う展開が用意されていたらもっと良かったのになと思いました。

YJ23

柚子川さんは、察して欲しい。(茶菓山しん太)

web連載の一話が出張掲載。無口でツンケンしたつれない態度を取る、いわゆる「ツンクール」彼女とディスコミュニケーションを取りながら仲を深めていく「付き合ったその後」ラブコメ。いや、結構すぐデレてるし「ツンクーデレ」ぐらいか。むしろ「ツン」成分は薄めかな? 出張掲載してくるだけあって絵は可愛いです。性格面以外も、ボブショートに膨らんだ胸部など始め、(作者の?)性癖を詰め込んで勝負しに来てる感じが好感持てます。逆に編集にやらされてるんだとしたらちょっと可愛そうですが、ひとまずはYJ編集部を信じています。このまま欲望に任せて突き抜けてほしいですね。

パドル(中原たか穂)

1億40漫画賞の「BL・ブロマンス」 部門準大賞受賞作。僕は初見では気付かなかったので助かりましたが、本作の作りは一種の叙述トリック風になっていて、BLモノであることが終盤まで隠されている構成なんですが、部門名がモロネタバレになってしまっていて、気付いたときは「オイオイ……」と感じてしまいました。まあ、ジャンルを絞った漫画賞の宿命ですかね……。でもまあ、ちゃんと読み返してみると、セリフやモノローグに明示していないだけで、目線やら態度やらはしっかりと、でもあからさまにならない程度に注意深く周到に描かれてるんですね。こういうところはやはり流石。最後の投げやりな感じがあまりハッピーエンドを感じさせないところはちょっと気になりましたけど、元々が失恋テーマですし、ひと夏の恋ならこんなもの、なのかもしれません。恋したことないから知らんけど。

Fenrir(クロガネシオン)

こちらはシンマン賞佳作。中世以前の日本らしき世界を舞台に、人を襲う化け物・妖魔を退治するサムライ、「護法士」を描いた作品。内容はYJに載ってるとは思えないぐらいシンプルで素直な構成です。とはいえ、嵐丸の設定は結構語られていない部分をひた隠している感じで、原稿に仕上げる過程で色々頑張って取捨選択したのかなあと思わされます。本作はヒロインの少女の内心と成長に焦点を当てたことで、世界観や設定に入り込めなくてもすらすら読めるように作られていてポイントが高いです。絵も粗っぽさはありますが、アクションシーンの躍動感は素晴らしく、力のある画風です。近々新連載で見られるかもしれませんね。

その他

修羅の紋

8月号より隔月連載が決定!

って……連載じゃなかったのこれ? もう8話ですけど。あ、不定期掲載から隔月連載に格上げ(?)ってことかな。

空のグリフターズ

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米国財務長官を殺すよりもヤバいときに使ってください。

今週の新連載とか・2021年17号(4/24-4/30)

緊急事態宣言真っ只中のGW突入ですが、こっちのマンガ読書進捗率も緊急事態だよチクショウ。YJ・モーニングは合併号翌週でお休みです。

IN

Q.恋ってなんですか?(アフタヌーン6、Fiok Lee)

地球の生命を愛する宇宙人と二人っきりの生物観察を楽しむ、独特な雰囲気のちょいラブコメディ。恋愛を知らない宇宙人が地球生命の生殖・繁殖活動のアナロジーを通じて恋愛についての知見を深めていく……というコンセプトは分かりやすいしラブストーリーとしてはいい感じですが、しかし、人間以外の生命の活動に恋愛感情を見出すというのが完全に「恋愛を知っている人間」の思考回路でしかないというところが皮肉ですな。まあ、フィクションなんで! 全然関係ないけど、突然目の前に現れたドアを思わずくぐり抜けてしまうの、『氷の上に立つように』をちょっと思い出しました。中々出来ることではないよね。

双生遊戯(YM22・23、岡田淳司)

ヤクザの組長の双子の御曹司が、跡目を巡って愛憎絡み合うドンパチを繰り広げる、新世代のヤクザマンガ。シュールギャグ要素もありつつ、基本的には暴力マンガ路線の予定なんでしょうか……? ヤンキー物やヤクザ物っていかついおっさんやいかれたおにーさんがポコポコ現れてキチガイのようにドンパチするというイメージがあるので、長髪の双子のイケメンというのがアクセントというか、もの珍しくはあります。ああでも、『来世は他人がいい』のヤクザはシュッとしたイケメンが多いですね。現実でも最近はバチバチの武闘派は少なくてインテリヤクザみたいなのが増えてるとか聞くこともあるので、ある意味時代に即しているだけなのかもしれません。

王の帰還アフタヌーン6、原作:一穂ミチ、漫画:嵐山のり)

短期集中連載ですが、連載なので一応。原作は短編小説だそうです。「魔王」と呼ばれた凶暴な姉と、駄菓子屋の娘で金魚すくいの名手の薄幸少女の二人に振り回される小心者の不良系主人公のラブかもコメディ。お姉さんの一切媚びるとこない性格はしびれますね。キャラデザも一切媚びるところがないのが益々いい。こんないい女と離婚したアホのアホ面が見てみたいですね。とかいうと自分にそっくりのキャラクターが出てきちゃったりしてぶすぶす刺されて終わるんですが。

バイロケーターズ(WS22・23、田辺狭介)

雷に二度打たれて半身不随となった少年が姉の魂を取り戻すため、幽体離脱を使って脱け殻となった姉の身体に入り込んで戦う感じのSFバトルアクション。ちょっとサンデーっぽくなさがあってもの珍しいですね。いやそれが悪いとは言ってません。むしろちょっといいかも。ちょっと不思議な設定を場の勢いと雰囲気で畳みかけて押し通すというのは少年マンガの王道ですが、サンデーはそういうマンガ少ないんですよね。すぐ屁理屈に逃げてしまうというか。そういう意味で本作がこの熱量をどこまで維持できるのかとても興味があります。個人的には初回から憑依TS、憑依悪堕ちと濃いめの性癖全開で殴ってくる展開にドキドキしました。憑依TSは今後も基本路線っぽいですが、これからも憑依悪堕ちもちょいちょい出してほしいですね。作者は新人さんのようです。絵はやや荒削り感がありますが、バイタリティ溢れる絵でバトルものの少年マンガという媒体にはしっかり合っています。

OUT

はたらく血小板ちゃん(シリウス6)

はたらく細胞』のスピンオフ系もとうとう終了。4コマということもあり、ある意味いくらでも続けられそうでしたが、本編も終わったことだし無理せず畳んでいくか……という感じでしょうか。『はたらかない~』は終わる詐欺でしたけど。血小板ちゃんのかわいさは存分に堪能できたと思いますが、なんというか、そもそもの『はたらく』世界解釈として、「血小板は永遠にロリ」というの、それはそれでいいのか……? という気持ちはずっと残ったままでした。いや、スピンオフにケチつけてもしょうがないんですけど。でもなんていうか、別に「小柄なキャラクター」とか、「ロリババア」とか、いくらでもやりようはあるところを普通に幼く描いて、プロフェッショナリズムとかやってしまうと、なんだかなあという気分も少しだけ。

GANG KING(イブニング10)

長期連載のヤンキーものですが、ほぼ未読、ということでパスで。……いや無理でしょ? 何年やってるのよ。こちとらせいぜい3年前からしか読んどらんっつーの。ヤンマガの『セッター』は(流し見だけど)読んどるから勘弁してくれ!

抜刀(イブニング10)

電子版限定で長らくやってましたが、無事(?)完走しました。打ち切りなのかもしれませんが、何しろ元々の着地点がどういう予定だったのかすら丸切り検討がつかないので……何なら、読切を連載化するに当たって場当たり的に設定を追加してとにかく伸ばせるだけ伸ばしてやる! ぐらいの(ある意味)鬼気迫る迫力を感じ取ってました。まあそれはそれでいいんですけど、個人的には途中から勢いだけで押し切るには無理を感じるなあと感じていました。個々の絵やコマや回は最後まで迫力あるもので、そこでダレたというよりは(そういう作品はよくあるが)、むしろ読者のほうが追いてけぼりになってしまった感じです。面白がって読んでるうちはいいんですが、読者が途中で我に返って「で、結局俺は何を読まされているんだ?」とか、「ところで、この話の終着点はどこなんだ?」みたいに思うと、「謎の殺し屋抜刀の正体」というはっきりしたテーマのあった読切とは違って、令子はよく分かんないし、組長もよく分かんないし、抜刀も無自覚で目的もないしで、どこに自分の視点を持っていったらいいのか分からなくなっちゃうんですよね。いっそもっとその「わけ分からなさ」が昇華してシュールギャグの域にまで行けば名作だったんだと思いますけど、そこまでいかなかったのが一番の残念ポイントということかもしれません。

今週の読み切りとか

アフタヌーン6

あさがくる(ほそやゆきの)

本作は四季賞春の大賞受賞作です。北海道を舞台に、宝塚音楽学校の夢破れた「元」少女と、宝塚受験を口実に現実から抜け出し、何者かにならんと欲する少女との出会いから別れまでを描いたホロリと苦いガール・ミーツ・ガール。静かでありながら、穏やかさとも厳かさとも違う絶妙な冷涼感漂う北の大地が、朝顔の抱く寂寥とくるみの持つ疾風怒濤の思春期の心をくっきりと浮かび上げています。作者の実体験ベースなのでしょうか……? そう思わせるほどに、さりげない所作や会話の内容の一つ一つが真に迫っていて、それが故にいっそう全体を覆う静けさが際立ちます。朝顔の優しさと、時折溢れる裏腹なそっけなさは、いずれも夢の道が途絶えた後の人生を受け入れていく途上にあることの象徴ですが、同時に、そうして上辺で取り繕わず接してくれたことで、くるみにとって何より信頼できる寄る辺となれたわけで、互いが互いの成長を支え合う関係に優しい気持ちになります。二人に幸多からんことを、と願いたくなりますね。

神龍イデア(連打一人)

月刊ヤンマガから出張掲載の塀の中異世界ダークファンタジー。月刊誌の1話なだけあってどういう方向に進むマンガなのか全く分からん。パッと見の印象では異能サバイバルバトルかな、と思いますが、なにしろ全編通してほぼ導入みたいな感じですからね……。ただ周囲の人間のゲスさの表現はすごいです。絵が非常に上手なことも手伝って、読んでるこっちが気分悪くなるレベルで、筆致から憎悪のような執念すら感じる勢いです。まあ、別な言い方をすると全然人間らしさを感じなくて、テンプレ的悪役という感じなんですが、ここまで露悪的な行動をこの絵で描かれるとやはり迫力はあります。全く僕の的じゃなかったですが……。

アレンとドラン(麻生みこと

電子版限定で1話出張掲載。芸術映画鑑賞が趣味のサブカル(笑)女子と隣人の常識人のサブカル否定系男子のラブ……? ラブになるのこれ? コメディ。サブカルチャー好き、というかコンプレックス持ちド陰キャのねじくれ果てた自意識の表現が見事ですね。言葉やモノローグもさることながら、言動がもうドンピシャという感じです。相手役の男子が媚びてもおらず、かといって敵対的でもなく、ただただニュートラルにドライなのも現実的で(いい人なところは現実的ではないかもしれませんが……)面白いです。レディコミの最近の傾向はこういう現実路線なんでしょうか? ちょっと気になりますね。

WJ21・22

ぺこぺこの病(渡辺シンペイ)

異常な食欲の病気に悩まされる少年の少冒険奇譚、といったところでしょうか。食欲亢進というだけでは済まない『大食い』を大したリアクションもなくスルーしてしまう不条理さ(でも医者にはかかるんだよな)が笑いを添えて、中々上手いマンガの作りをしています。絵も上手とまではいいませんが十分少年マンガの絵をやっていて、コマ割りも慣れている感じでとても読みやすかったです。

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途中めっちゃカニバるかと思ってビビりましたが、まさかのオチでここも爆笑しました。やっぱ『チェンソーマン』リスペクトなんかな? ジャンプ繋がりというだけでちょい安直ですが。

サニーサイド(冴豆祐人)

こちらは「ジャンプ・ショート・フロンティア」より、子どもを拐う妖怪ブギーマンと戦うお姉ちゃんのホーム・アローン的ハートフルバトルマンガ。基本いい話……だと思いますが、なんでこんな悪辣な手段を取れる子が悪い子認定されていないんだ……? みたいな疑問はちょっとある。どうせブギーマンを送っても返り討ちというのでアンタッチャブルな存在になっているのか。それとも、あの悪そうな笑みもあくまで弟を守るためだけにしか発動されないのだろうか。まあ演出に過ぎないっちゅー話ですが。

シリウス6

のの子さんの彼女くん(蜂若丸)

好評につき? 2回目の出張。1回目のときの感想は下記。

skyhorse.hatenadiary.com

内容は前回と変わらずかわゆほんわかしていますが、のの子さんのデレが大分増えてますね。龍之介くん、天然たらしとはいえ随分と攻めるなあという感じですが、のの子さんが既に大分デレてしまっているので、照れ拒否発動のためには攻めざるを得ないという作劇上の都合がありますか。まあ勢いで押し切っているので違和感はあんまないですが。謎の叔父がどう絡むのかよく分かりませんが、過激化するアプローチの抑制とマンネリ緩和のための早期投入という感じですかね。

YM22・23

OH MY GOD?(田中宏

「我漫」企画で『女神の鬼』の田中先生がカムバック。コロナ下の広島で必死に現実と戦い日常を生きる人々と、彼らを元気づけるローカルラジオの女神MCとの感動? の心の交流を描いたギャグストーリー。正直、「こんなんでホンマに元気出るんか?」って思いつつ読んでたフシがあったので、オチを見てギャグと分かりややホッとした感があります。とはいえ、途中のラジオのくだりはオチとは独立していて、田中先生は普通に感動ストーリーのつもりで描いている可能性も捨て切れず……ヤンマガは時として感性が違いすぎるのでここを言い切るのは難しいですね。オチも正直言えばあまり笑えなかったし……いや、つまらなかったと言うより、合わなかったという感じですが。

ハンチョウvs.イチジョウ(協力:福本伸行、原作:萩原天晴、漫画:上原求、新井和也)

講談社の誇るカンジの2大スピンオフがヤンマガ誌上で初コラボ(まあ『イチジョウ』は今年開始なので初なのは当然ですが)。時間軸的には大槻は一条が帝愛に入社するずっと前から地下にいた……ということになりますが、公式的にはそういうことでいいんですよねこれ? まあ、『カイジ』本編以前なのではということはずっと言われていたようにも思うので、矛盾とかではないんですが、するとあれですか、大槻の黄金期はやはりカイジにやられる前であって、あのスピンオフはいずれ崩れ去る砂の城というわけですか……。といっても、一条のスピード出世を考えてもまだまだ数年は楽しめるわけですが。あれ、にしては大槻やたら最近の流行り物に手を出していたような

WS22・23

うぇぶりネタバレ調査員☆一色(一色美穂

今週も普通の宣伝マンガですね。目次にもメインコンテンツとしては載ってないし、パスしてもいいかもな……。

その他

呪術廻戦

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sad panda! sad pandaじゃないか! 芥見先生、英語圏ネットスラングにも明るいとは流石です。ブルシット・ジョブが日本に紹介された直後に作品に反映されてたという話もあったし、ひょっとすると英語圏に親しんでいる人なのかもしれない。

knowyourmeme.com

僕とロボコ

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今月の目標 リーマン予想を証明する

古見さんは、コミュ症です。

これは……いくらなんでも万場木さんが可愛そうすぎるな……いや只野くんに悪気ゼロなのは分かるが、しかしたったの1週間(作中5分)でフラれる立場よ……。

天野めぐみはスキだらけっ!

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北予備かな?(北予備については、例えば下記のblogを参照)

shiranuimegumi.online

相続探偵

非弁行為の話してますけど、これでダメってことになると、じゃあそもそもこの探偵事務所の存在意義って何なの……? ってことになりません? いや法律論がしたいわけじゃないんですが、単純に疑問として、相続なんてほぼほぼ法律問題じゃないですか。ってことは基本的に弁護士案件しか存在しないわけで、とすると興信所の役目はアレですか、もしかして弁護士事務所が顧客ってことですか。そう考えると偉くニッチな仕事だな。儲らないのも無理ない。

甘神さんちの縁結び

宮司は副業OKだから医者と兼業してよいみたいな話になってますけど、宮司って確か神道系の学部を出ないとなれないんじゃ……と思ったら、推薦状があれば資格試験を直で受けられるんですね。医師兼宮司、可能なのか……夢が膨らみますね。

job-zukan.jp

今週の新連載とか・2021年16号(4/17-4/23)

モーニングとYJが一足早く合併号入りしていました。翌週の木曜は休日(昭和の日)でしたからね。

今週の新連載と最終回

IN

アメノフル(WJ20、原作:たけぐし一本、漫画:みたらし三大)

現代日本人が巨大なお菓子を生み出せる能力で戦うスイーツバトルアクション。「お菓子で戦う」というのがシンプルだけど分かりやすくてホントいいですよね。キャラクターもクセのない素直な味付けながら、丁寧に掘り下げて描写されており好感が持てます。ジャンプらしくて好きなタイプの設定ですが、主人公が女子高生なので「女主人公のジンクス」がやや気にかかるところ(『約束の〜』で解消された説もあり)。気になると言えば、警察がフォークで戦ってるのも気になるんだよな。スイーツを操る能力とは別系統の能力なのだろうか。

甘神さんちの縁結び(WM21、内藤マーシー

同名読切が4ヵ月ぶりに連載化。

skyhorse.hatenadiary.com

1話はほぼ読切版の焼き直しに思います。細かい修正は入ってるかもしれませんが……。ねぎ先生の影響も相変わらずそこはかとなく感じるような、もっと柔らかい絵柄に振っているような。巨乳ヒロインだけになってないのが一番の違いやもしれません(そんなことはない)

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京都大学の医学部志望のときに使ってください。

OUT

今週も最終回を迎えたマンガはありませんでした。たまたまという感じがしますが、珍しいですね。

今週の読切とか

WJ20

名犬ベス(カワサキ

読切企画「ジャンプ・ショート・フロンティア」。今週号はシュールギャグ……か? ジャンルすら形容しがたい異色作ですね。出奔した役者志望の長男の帰還と家族との和解を背景に、謎の犬? が強盗を退治したりなんだりの大活躍を描きます。絵ははっきり言ってかなり拙く感じますが、それがこの砕けたマンガの持ち味として確立していて、中々面白いです。人情もの方面にストーリーを振りつつ、不条理レベルの展開でギャグとして成立するのもこの絵の感じありきかなーと思ったり。いずれにしろ、ジャンプ以外ではまず読めないマンガなような気がします。

YM21

デストロノート(KENT)

「我漫」企画でSF読切。エイリアンに占拠された月面基地の極秘データ奪還の任務を受けた剣術の達人ジジイが主人公。ストーリーはオーソドクスですが、シブすぎる殺陣で『双亡亭』に出てくるような液体生命体に操られた宇宙飛行士たちをばったばったと斬り倒すのがカッコいいマンガです。がちがちのEVA服着てあれだけ動けるのって、冷静に考えるとヤバいなー。

笑顔の絶えない職場です。(くずしろ)

くずしろ先生のコミックDAYSの新作、マンガ家お仕事コメディ(byヤンマガ編集部)が出張掲載。ファミレスで仕事されるマンガ家さん、結構多いらしいですが、読者からすると別に見たことねーよという感じもある。まあ別に原稿広げてペン入れしてるわけじゃなし、パッと見は分かんないもんなんでしょうけど。内容のほうは女性作家二人の深夜テンションの軽妙なダベリでくずしろ先生らしさが溢れていますが、当の二人の人となりというか、どういう人物でどんなマンガを描いててどこで知り合ったのか、みたいな情報が一切説明されてないので、「これなんのため出張してきたんだ……」という感じになっています。最新話取りあえず持ってきただけですかね?

WM21

D4DJ-The Starting of Photon Maiden-(原作:ブシロード、漫画:紅野あつ、シナリオ:水島精二・森江美咲、キャラクターデザイン:やちぇ)

女子DJユニットを描くメディアミックスプロジェクトのコミカライズの1話がマガポケから出張。最近流行りのキャラクターと設定ベースで複数のメディアで展開していくコンテンツ作品ですね。『D4DJ』自体にはいくつかのDJユニットが登場しますが、本作はその一つ、「Photon Maiden」という高校生ユニット(アニメの主人公ユニットとは違う奴らしい)の出会いと結成の物語のコミカライズ、ということのようです。アニソンとDJって、流行ってるというほどでもないですが、ちょくちょく聞いたりしますし、相性はいいですよね。宇宙飛行士の要件も緩和されて「発信力」が重視されるようになるという噂だし、実在したらむちゃくちゃ強力なライバルだな……という印象です。

WS21

うぇぶりネタバレ調査員☆一色(一色美穂

一色先生……すっかり宣伝ウーマンとして立派になられて……今回はもはや完全にただの宣伝でツッコミどころもない。

ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~(飯島いちる、映画脚本:杉原憲明、鈴木謙一)

スキージャンプ日本代表の活躍を描いた同名映画のコミカライズ。うぇぶりから出張掲載です。スキージャンプでも歳を取ると厳しいものなんですね。それこそ葛西選手が40過ぎても飛んで「レジェンド」って言われてましたが、本当に例外中の例外だったってことなんでしょうか。全然関係ないですが僕はスキージャンプ・ペアが今でも好きです(おっさん臭)

YJ21・22

向こうが見える(永本優友)

シンマン賞佳作。いじめに遭って「消えたい」と願ったばかりに本当に透明人間になってしまった女子高生と、彼女を見つけてくれるギャル女子高生との友情交歓ストーリー。いじめのきっかけ(見た目)とそれぞれの解決策(透明人間or化粧)という組み合わせで、オーソドクスながら綺麗に話が作れていて良いマンガでした。絵は可愛らしい感じで、青年誌というよりは少女誌やレディコミっぽい感じですが、優しい作風にはマッチしています。何より描きたいメッセージに真っ直ぐなのがよかったです。そいえば全然関係ないけど、ハットグって僕も食べたことないんだよね。おいしそうだな。

その他

それでも歩は寄せてくる

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大きい肉がいいときに使う画像。凛ちゃんマジ天使。

賢者が仲間になった!

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有り金全部持ってかれたときに使う画像。

葬送のフリーレン

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ワロタ。確かにそういうときのやつあるけど、シュタルクよく気付いたなあ。成長を感じる。

龍と苺

どの口が……という気もするけど、そこは「喧嘩」と「将棋」との間に苺の中で線が引かれてるんでしょうね。将棋棋士は「芸術家」と「研究者」と「勝負師」が1/3ずつ……と言ったのは谷川浩司九段でしたかね。言うなれば苺は「勝負師」ではありたいが、「芸術家」や「研究者」として将棋と向かい合う気にはなれないということでしょう。気持ちは分かる。先々週の「将棋を冒涜している……」というセリフもここにつながってくるんですね。

ちなみに作中で言及された、「三段リーグ編入試験」を唯一突破したのは、今泉健司五段です。編入試験受験前にも奨励会在籍経験があり、三段リーグまで登りつめるも年齢制限で退会。二度目の挑戦でも書かれていた通り、突破できずに涙を飲みましたが、最終的に新設された「プロ編入試験」に合格したという不屈の経歴の持ち主です。ある意味苺と正反対の存在と言えるかもしれないですね。

BUNGO

樹理いい奴過ぎるだろ……。一発勝負の舞台でガチガチになってる敵チームのメンバーに塩を送れるのは大きすぎる才能だが、代償もデカすぎる……。

スタンドUPスタート

家主不在情報とか流出したら犯罪呼び込みまくりで大変なことになるよなあと思っていたら、案外早い段階で取り上げられましたね。まあ外から見て留守だと分かるのは普通にまずい。初期検討で炙り出せなかったかなあ。

ハコヅメ

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実習生のときにいびった女が上司になったときに使う画像です。

今週の新連載とか・2021年15号(4/10-4/16)

マガジンエッジの表紙にプリンセス・ハオ登場週。そういえば令和版アニメマンキン放送中でしたね。テレビ持ってないから伝え聞き程度でしかないですが、そんなに評判も悪くはなさそう。

今週の新連載と最終回

IN

アオノハコ(WJ19、三浦糀)

同名読切(読切は『アオのハコ』名義)が連載化。読切掲載のときにも書いたと思いますが、三浦先生はマガジンで『先生、好きです。』を連載されていた方ですが、全く触れられていないのは黒歴史にされたのか。

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連載化に当たって、先輩が両親の都合で主人公の家に居候するという展開が追加されています。いわゆる同居ラブコメですね。女の子が押しかけてくる場合向こうが明確に好意を示しているパターンが多い(『うる星やつら』、『ToLOVEる』など……)ような気がしますが、気のせいなような気もします。それと比べると本作はかなり奥手な展開でどうなることやら……という感じですが、同居設定ならネタには困らないので総じてナイス改変だなと思います。今のジャンプは純粋ラブコメはないのでいいとこ行けるかもしれません。立ちはだかるとすれば『あやかし』と『ウィッチウォッチ』ぐらいですかね。

コウガさんの噛みぐせ(エッジ5、月野和青)

こちらもラブコメの新連載。気持ちが高ぶるとカニバってしまう何かを噛みたくなってしまうちょっと危ないヒロインと、彼女の秘密を暴いてしまったへたれ主人公をニヤニヤしながら見守ることになりそうです。月野和先生は知る限り過去にエッジに読切2本。

skyhorse.hatenadiary.com

skyhorse.hatenadiary.com

正直もう読切の内容を思い出せない(『やまがたへなこ~』は微かに記憶にある)のですが、当時の感想を読む限り、読切ではスタンダードなコメディ、或いはラブコメを描いていたようです。1年でここまで性癖を煮詰めてきたか……正直、やるな、といった感じです。マガジンエッジ、性癖の宝庫と呼んで遜色ない感じのラインナップになってきましたね……『くにはちぶ』でリョナもカバーしてるし。

OUT

BUILD KING(WJ19)

もの凄いブン投げの最終回。いやこれ最終回か? 最終回ではなくないか? まあ単行本で加筆するのはよくありますし、それを踏まえて本誌最終回をブン投げるのはよくある手段ですが(c.f.プリンセスハオ)、また一つ歴史に残る打ち切りが発生してしまったなあという感じです。ジャンプは相変わらず大御所にも容赦ないことが分かってよかったです。始まったときにも書きましたが、僕はしまぶーとはとことん合わないので、逆に言うと今回に限って人気が奮わなかった理由がさっぱり分からないんですよね。なにが『トリコ』や『たけし』と違ったのか。まあ時代が違うんですが、それにしてもここまで変わってしまうもんかなというのが不思議です。今の誌面を見ても、競合しそうなマンガがあるでもないし(強いて言えば『マッシュル』ぐらい?)。誰か理由が分かっている人は教えてください。しまぶー先生はお疲れ様でした。

ノケモノたちの夜(WS20)

こちらはひっそりとした幕引き。サンデーの近年のファンタジー系新連載では、一時表紙を獲得するなどわりかしよく頑張った方だと思うんですが、掲載順傾向からするとダイアナ編で吹いた追い風を上手く捉えきれなかったんでしょうかね。読者層は全然違うとは思いますが、直後に『フリーレン』が大出世したのも大きかったかもなと思います。編集部からかかる期待が減ってしまいますからね。と言っても、よくあるにっちもさっちもいかず討死パターンではなく学びの多い連載になったのではないかと思うので、次回作には大いに期待を寄せるところです。お疲れ様でした。

僕、いますよ。(YJ20)

んー、「第1部完!」と最終ページに小さく書かれているだけで、告知などはなし。本当に終わるのか? YJでは最近『ひっこみゅ~ず』が終わったときにサンカクヘッド先生がtwitterで「打ち切りじゃないんで、いずれ戻ってきます!」と言ってたことがありましたが……。とはいえ結婚も急展開でしたし、言っちゃ悪いが打ち切りということなんでしょうかね。良くも悪くも不思議なマンガでした。全体的には令和版の『サラ金』がコンセプトかなと思って読みましたが、作中の活気溢れる社会が羨ましいやら怖いやら……。山田のような気構えもさることながら、ああした本音剥き出しでの怒鳴り合い殴り合いにこそ、本作の風通しの良さの本質があるような気がします。現実の社会の人って、思った以上に怒らないし、面と向かっては敵対してこないんですよね。やんわりと釘を刺すとか、宥めすかして懐柔しようとするとか、すぐに搦手で攻めてきます(もっとも「搦手」とは思ってないでしょうが)。そういう「慇懃」な態度にどうやって対抗していくか。本宮マンガのように手を出すしかないんでしょうか。やれやれ、って感じですね。本宮先生お疲れ様でした。

貧々福々ナズナさま!(YJ20)

こちらは最終決戦をうまく片付けてそのまま終了。よくある流れだとエピローグに一話使うぐらいの尺は取ると思うんですが、稲葉先生はさっさと畳んでしまいましたね。まあ、タカオと中野がくっついちゃってますし、エピローグでやることないっちゃないですけど、あまり見ないパターンに思います。ナズナさま、ホントにあれでよかったのかな……さておき、連載お疲れ様でした。

彼氏絶対殺す彼女vs彼女絶対落とす彼氏(エッジ5)

オムニバス暗殺系ラブコメディもここに終結。設定のインパクトは大きかったんですが、シチュエーションの種類が少なく、初回を上回ることがあまりできないまま出オチのようになってしまったように思います。と言っても1年以上続いたわけか……出オチというのは失礼ですかね。まあなんというか、ラブコメである以上、どうしても最終的に貝習氏が勝つことになってしまう、という構造的な欠陥による部分が大きかったんじゃないかなと個人的には感じます。玉鳥側が勝つと彼氏が死んでしまうので、コメディじゃなくなっちゃいますからね。元々がそういう男子優位……というとちょっと違いますが、そういうシチュエーション、「女子を男子がいなしつつ恋愛を成就させる」という構図に着目した設定ですから、コンセプト通りと言えばそうなんですが、長期連載に耐えるほどのシチュエーションの幅がなかったというか。とまれ、連載お疲れ様でした。

水曜姉弟(エッジ5)

こちらはweb移籍という形で本誌からは退場。人気の問題かもしれませんが、それにしては見切りが早いような気がするので、編成上の都合や、作者都合かもしれませんね。『ざんげ飯』の移籍と同じ臭いがする。くしくもどちらも飯マンガという共通項もあり。個人的には(webを読んでないので)もっと本誌で読みたかったな……。

今週の読切とか

WJ19

ハッピー・ハッピー・バースディ(百瀬直)

ショート読切企画「ジャンプ・ショート・フロンティア」にて『ポポ』の百瀬直先生が早くも再登場。自らの生活を賭して魔法少女として治安維持に尽力する少女の悲劇。「社会から疎外される異形」というテーマは同じですが、ハッピーエンドで全体的に祝祭的なムードに覆われていた『ポポ』とは一転して、はっきりと重苦しい雰囲気のマンガに仕上がっています。ショートということもありやや飛び飛びの展開ですが、デフォルメされた絵柄とメリハリある画面のお陰で違和感は少なく、小気味よいテンポになっているとも言えます。ただ明快にあらすじが把握できるかというとそういうわけではなく……オチも謎を残す形です。まあこのジャンプらしくなさが百瀬先生の持ち味なのだと思いますが。

YM20

上京生活録イチジョウ

モーニングの同名連載がヤンマガに出張。内容はモーニングに過去に掲載されたもの(自転車回)ですね。『イチジョウ』は結構評判もよくて、色んなところで販促しているのでその一環ですが、自転車回よりはもそっといいのなかったかな……と思ったりも。ハムスター回とか。

イブニング9

羽人(宮尾行巳)

コミックDAYSの新連載を先行掲載ということなので一応読切枠として扱いますが、表紙に巻頭カラーと、まるで本誌新連載みたいな扱いですね。そこまでやるなら本誌にも載せてやれという感じがしますが。舞台は古代中国……と思しき国で、仙人や吉兆の霊獣のような存在である「羽人」を巡る物語です。国が乱れたときに現れて、次の支配者に不老不死を授ける……という、易姓革命の根拠としてありそうな伝説が語られていますが、作中では今の支配者、皇帝が「羽人」そのものに変身し、その力を継嗣に譲り渡すという展開が描かれており、伝説は伝説でしかないことが分かります。おまけに「残る羽人を殺せ!」という遺言までついて、オイオイ不老不死ちゃうんか、というツッコミはさておき、どうやら異能異形バトルマンガの様相です。絵は気合入ってるので、期待の新人ということなのでしょうが、この一話だけ読まされてもなあ……みたいなのは正直あります。

メシスタント中島の憂鬱(高島正嗣)

「俺の零話」プロジェクトで登場したメシスタント中島くんが帰ってきました。

skyhorse.hatenadiary.com

設定上仕方ないとはいえ本業で失敗続きなのが可愛そうなんだよな……。それを挽回するために修羅場を和ませる料理を、という努力は涙ぐましいですが、でも彼の夢からは遠ざかる努力だし……。相変わらず全体的によく出来たマンガだからこそ、中島の悲哀が心に来るんだよな。つらい……。あとオチですが、前回は「実はマンガ家とアシのチームだった」という種明かしそのものがオチだったのですが、今回別にオチをつけないといけないが故に、中島くんが配膳でも粗相をすることになってしまい、これも展開に強いられた無能という感じで可愛そうだなと思いました。

WM20

堂島くんは動じない(ぱんやかわ)

前号に続いて出張掲載。……に見えますが、前号は電子版限定の1話の出張。今号は紙の本誌にも掲載される特別編のようです。だから「2号連続」とかアオリもないし、作者コメが「はじめまして!」とか言ってるんですね。複雑な世の中だ。内容は変わらず、イジリに失敗して自滅するギャル子を眺めるマンガです。僕もこんな気安く接してくれる同級生女子が欲しかったですね。まあフィクションですけど。

最果て寮のベネトナシュ(大熊サイヤ)

別マガから電子版限定で1話が出張掲載してきた、寄宿舎学校の芸術科寮を舞台にしたラブコメディ。芸大マンガや専門学校マンガは結構見ますが、高校の芸術科と言われるとあんまり思い浮かばない気がしますね。専門科があってかつ全寮制というのがそもそも珍しい(国内にあるのかな?)気がしますが、フィクションですからね。専門科と普通科がある学校だと互いに没交渉になりやすいように感じます(特進科やスポ科はそういう傾向があると聞く)が、実際どうなのかな……というところを個人的には知りたいですが、タイトルからして寮生活のドタバタに注目するマンガのようです。そこは残念。絵は可愛いと思います(ここはさすが講談社

YJ20

みんな愛でたい楠部さん(守月史貴

ややスキのある高身長ギャル系女子の生態を翻弄される陰キャ男子の視点から観察したショートコメディオムニバス。あまり見ない組み合わせにも思いますが、よく考えたらアイマス諸星きらりがまんまそれでしたね。まあなんというか、想像上の生物感がすごいですが、フィクションなんで……。オタクに優しい高身長ギャルもいいですね。絵は陰キャ主人公含めて可愛い系です。

明日ちゃんのセーラー服(博)

TVアニメ化宣伝で2ページ。ってただの広告やねこれ……。まあアニメ化おめでとうございますということで。

○に×はあかんやろ!(舩橋弘美)

遅咲きのお笑いコンビの栄枯盛衰の物語。ちょっとした出来心、ボタンの掛け違え、そういう不和から産まれた亀裂は、マンガ世界ではえてして直そうと思えば直せるものですが、現実ではそううまくはいかないし、不首尾に終わっても人生は続いていく。そういう後戻りの効かない現実の後悔と寂寥感がよく表現されているマンガかと思います。絵はやや粗いようにも思いますが、内容にはマッチしていて、インパクトのある芸人顔の表現にも成功してます。

エッジ5

ご無沙汰ちゃんはxxしたい(磋藤にゅすけ)

アプリ「Palcy」から出張掲載のアラサーご無沙汰女子コメディ。レディコミの流れを組むPalcyの中でも特に「らしさ」を感じる作品ですね。まあ、ステレオタイプなんですが……。僕はアラサー女子の生態に全く詳しくもなく、共感できる要素もあんまりないので、ただただ雑学として興味深く読ませていただきました。交際経験あっても5年以上ブランクがあるとこうなってしまうんだなあ……。でもよく考えると、男でも学生時代を最後に交際なしみたいなタイプは次第に名誉童貞みたいな存在になっていっているような気もします。まあ僕には関係ないことですが……。

女装してオフ会に参加してみた。(くらの)

もう実質同時連載だろ、ってぐらい出張してくるな。正直に白状しますが、女装と男装、HNと本名の組み合わせが分からなくなって、誰が誰やら全く分からないままに読んでます。ちゃんとまとめて読んだらいいんでしょうけど、ここまで来ると出張してきても「お前だれだっけ?」みたいになってしまうのでむつかしいですね。ずっと誌面読んでるはずでこれなのに、たまたま読んだだけの人とかからしたら意味不明だよな……。

その他

マッシュル

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ヤバい奴ほど強いときに使う画像です。マンガ世界で普遍的に見られる現象ではありますが。

あやかしトライアングル

テコ入れでふたなりとは! 成年誌どころか少年誌なので表現の限界が低すぎてアレでしたが、攻め方がすごいなーと思わされました。絵面に対して話の内容がヤバい。エロ同人に描けと言わんばかりの内容……。

アイテルシー

これ……不思議ですね。『BUILD KING』と比較したら、どう見てもこっちの方が打ち切り最終回に見えますよ。でも、現実にはあっちが最終回でこっちは来週も載るわけです。最近のジャンプは1クール打ち切りはやらない方針のようなので、本作は一応今クールはプロテクトかかってると見てるんですが、ドベ1獲得やら話の展開やら見ると、結構ギリギリまで打ち切りの可能性見てたのかなと勘繰りたくもなります。うーん、土壇場で何かありましたかね……。これで何事もなく来週終わったらそれはそれで凄いですが、改編のスケジュール上もう1クールは続きそうですかね。

ラストジェンダー

アセク(性愛志向がない)の反対概念、論理的にはあるはずと思いつつも、調べても実在するのかどうか含めてよく分かってなかったんですが、アロマンティックという言葉もあるんですね。今見たらwikipediaにもかなり加筆されてました。恋愛結婚が一般的になってから可視化された、ある種の現代社会の被害者に近いかもしれませんね。全くない人だけでなく、ゼロからグラデーションになっているという点でも適応障害などのいわゆる「現代病」にも似通ったところがあるかもしれない。性的指向は病気ではないですが。

ところで完全オムニバスとして各話が独立しすぎていて、流石に最初の頃の話忘れてきたぞ……これちゃんと人気取って続けられるんか心配になってきた……。

戦隊大失格

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本作は正直そこまでピンと来てなかったんですが、このコマは春場作品の真骨頂という感じですね。自分の一番の味方は自分でしかあり得ない、まずは自分で自分を救え……という哲学をねぎ先生は持ってマンガを描いてますよね。そこがストレートに出ている分かりやすいコマだと思います。

テスラノート

アニメ化決定! って……バカな!? 打ち切り秒読みだと思っていたのに、どこからそんな人気が……

いや、真面目に考えると、これ最初からアニメとのタイアップありきの企画でしたね。声優も決まっていてティザービジュアルも出てて2021年放映って、いくらなんでも今年(いやギリギリ去年か?)始まった連載とは思えないスピードです。マンガの原作が二人クレジットされていること、その片方がアニメの脚本にもクレジットされていることを踏まえると、むしろ先にアニメ脚本があって、それをもう一人の原作者がマンガ用に再編したという流れなのでしょう。そう考えると本連載の体たらくは正直、あまり芳しいとは言えなさそうですが……。

それはさておき下のコマですが、「ダブリングキューブ」はバックギャモンとかに使われるダイスで、2のべき乗が出目になっています。つまり2・4・8・16・32・64が各面の出目になっているんであって、248163264という(莫大な)数字が出目にあるわけじゃないです。いや写植した人も分かってると思いたいんですが、このルビの振り方は分かりにくいよ……「,」(カンマ)で区切るぐらいできなかったのかな? まあ、脚本から起こすときに勘違いした可能性もあって、そしたらちょっと辛い奴ですが……。単行本修正に期待(?)ですね。

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SHAMAN KING THE SUPER STAR

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物語展開の都合上一時的にこう言わせてるだけなのは分かるが、如来様にこんなこと言わせちゃうのヤバいマンガだな改めて見ると……

今週の新連載とか・2021年14号(4/3-4/9)

GW超えて難産でしたが、ようやく1月遅れで書き上げました。しんどい……。

今週の新連載・最終回

IN

出禁のモグラ(モーニング19、江口夏実

鬼灯の冷徹』の江口先生がモーニングで無事復帰。今回は現代日本社会で怪奇譚。怪しい世捨て人風の謎の銭湯の番頭? 「モグラ」に、京都の人の良い学生たちが振り回される形になりそうな予感。大御所らしいスロースタートではありますが、掴みはさすがの強さ。正体も明かされないながら(いずれ明かされると思いますが)超常現象を示唆するような言動を臭わせて読者を離しません。自分の得意もニーズも踏まえてしっかり抑えに来てるなーという印象です。学生コンビは『冷徹』だと後期の桃太郎やポチみたいなポジションですかね。モグラはハクタクよりも性格はよさそう(そもそもハクタクも言うほど悪くないが)なので、ストレスフリーに楽しめそうです。

OUT

仄見える少年 (WJ18)

巻末に落ちてから結構粘ったとは思うんですが、奇跡は起きず轟沈。とはいえ、千手童子との決着こそつかなったものの、人形遣い編も巻くことなくしっかりやりきって、展開がゆがむことなく綺麗に終わったのはよかったんでないかと思います。霊怪との憑依合体が見せ場すぎて、途中から哀別ちゃんが無双してたのはあとから考えるとちょっと面白いですが、まあそういう展開も主人公が謎パワーアップするよりかは良かったかなと思います。全体を通してはどこが悪いと言うのも難しいんですが、まあ強いて言えば華はあまりありませんでしたね。題材上しかたがないんですが。「グロい妖怪と戦う」という雑な枠組みで捉えると、『呪術廻戦』がアタマを抑えているのが環境的には厳しかったと思います。誰でも『鬼滅』や『チェンソー』になれるわけじゃない。

魔女に捧げるトリック(WM19)

渡辺先生久々のオリジナルでしたが、人気奮わずここに散る。敗因はまあ色々だとは思いますが、根本的には設定が手に余っていたと思います。魔女狩り×マジックという発想でしょうから中世ヨーロッパからはどうしても逃がれられないんですが、中世ヨーロッパ自体は人気のある舞台なので時代考証が結構盛んで、事前知識なしに週刊漫画家や雑誌編集が片手間にやってなんとかなるレベルを超えつつあると思っています。まあそれでもケレン味やら絵のハッタリやらで盛り上げて描けばワンチャンあったかもと思いますが、全体として渡辺先生の大人しい作風が悪い方向に出てしまった感じがしますね。マガジンは脇の甘い作家さん多いので、これは編集サイドにも責任があるのかもしれませんが。

今週の読み切りとか

WJ18

プーコラ保護区!!(はせがわたくや)

ヒロアカの代原15ページ。市民に可愛がられる謎の巨大怪獣「プーコラ」を倒さんと奮闘する巨大化ヒーローのギャグコメディ。ジャンプの不条理ギャグは主人公が可愛そうになること多いんですが、本作はプーコラが可愛かったのでそこまで可愛そうでもなく、ストレスレスでよかったです。ギャグとしては、個人的な趣味の面が大きいのでノーコメントとします。

2.5次元の誘惑(橋本悠)

こちらはアプリからの出張掲載。オタ活ラブコメですね。「2.5次元」は媒体に応じて様々なものを指しますが、本作では主にコスプレを指します。冴えないガチのオタクたちがコスプレを通じてラブコメ的展開に足を突っ込む……とまとめると、何やらちょっと高校生版『げんしけん』めいてくるから不思議。実際はもっとエロコメ方向に踏み切っているので、結構別物感あるのですが。オタク文化に明るくないギャルキャラまで完備してますが、幸い彼女には彼氏はおらず、毒牙にかかるラメさんポジションのキャラもいないため、曇ることはなさそうです。よかったね。

きょうせいキノコ(百田稜助)

こちらは「ジャンプ・ショート・フロンティア」より、社会派? SF。巨大なキノコと共生して暮らす街に、反対運動の嵐が巻き起こり……オチもなんだか教訓めいています。主人公が突如反対運動に取り込まれていったのがやや唐突で置いていかれたような気分でしたが、ショートの限界とも言えますし、何より、傍から見ていれば突然「目覚めた」知人というのはああして見えるものなんだろうなとも思います。いずれにせよ、ジャンプではちょっと珍しいタイプのマンガでした。ショートということで、色々実験的な作品を試したい向きもあるのでしょうか。

WM19

杖と剣のウィストリア(原作:大森藤ノ、作画:青井聖)

電子版(DAYS版?)限定で別マガから1話が出張掲載。『ハリポタ』を思わせる魔法学校で、魔法を使えない頭でっかちな「劣等生」が圧倒的な戦闘力で実技点を稼いで成り上がる話……あれ? なんか最近ジャンプでそんな話連載されているような拳一つ、筋肉パワーというコンセプトでギャグコメディテイストな『マッシュル』とは毛色が違い、本作の主人公のウィルは「戦士」であり、獲物(一話では剣)を使ってダンジョン攻略に挑みます。それほどの剣の天才ならば、なぜわざわざ魔法学校で……という疑問への回答としては、幼馴染とした約束が出てくるんですが、うーんなんというか、そうだけどそうじゃないんじゃ……という感じがします。関係ないですが、約束の下りなんかはむしろマガジンの某連載のほうを思い出させますね。ちなみに原作の大森先生は『ダンまち』の作者ですが、本作は小説原作というわけではないようです。それっぽい雰囲気は感じないでもないですが……。

堂島くんは動じない(ぱんやかわ)

こちらも同じく電子版限定で別マガから出張掲載。常に冷静なツッコミ男子と、彼を困らせようと右往左往するギャル系少女のほんのりラブ未満コメディ。宣伝の方向性から見て、ゲッサンの『高木さん』の下手くそバージョンというところから始まったマンガのようですが、なるほど好みなわけだ。本編もちゃんとできていて良いですが、と同時に山本先生からの宣伝コメントの方も笑いました。確かに胸の大きなヒロインって山本と作品で全然見ないな……。

WS19

うぇぶりネタバレ調査員☆一色(一色美穂

3回目(4回目だっけ? まあいいや)の登場一色先生、今回はお子さんとコナンの宣伝。マガジンで『ミヤジマ』がレギュラー化してから随分と経ちますが、サンデーもとうとうwebやアプリに本腰を入れ始めたという感じでしょうか。コナンの赤井さん回だけ抜き出して無料解放しても、赤井ファンは当該単行本全部持ってるんじゃね? と思ったけど、それこそ雑誌やアニメで流し読みだけしてる人たちがこれまでの流れを復習するのにはいいのかもなあ。

今日のさんぽんた(田岡りき)

犬と散歩する天然ボケ少女の日常系オムニバスコメディがアプリから出張掲載。犬がツッコミ役なおかげで、犬を散歩させるというより、犬に散歩させられているという表現が似合いそうな感じですが、まあ、仲の良いコンビです。時系列はバラバラですが、一話でいきなり高校卒業から始まるのは中々面白いですね。いわゆる終わりから描くというパターンの一種とも言えますかね。ぽんたのツッコミが辛辣すぎてややくどいぐらいなのですが、伝わらない一方通行だからこれぐらいじゃないとバランスが取れないのかもしれません。柴が好きなら是非。

モーニング19

レンアイ漫画家 ドラマ放送直前スペシャル(山崎紗也夏

山崎先生のドラマ撮影現場見学レポ2ページ。差し入れたお菓子を自分でつまむシーンでちょっと笑いました。『レンアイ漫画家』はもう終了して結構経ちますが、ドラマ化に際してかなり手を入れているとはいえ、昔のものを取ってこないといけないぐらい原作が枯渇しているのだろうか……などと邪推してしまいます。まあ、最近はマンガ原作ドラマが当たってるらしいので、テレビ局も必死に探しているんでしょうけど。僕はドラマは見ないので、山崎先生の新作が読みたいですね(強欲)

ざんげ飯(こだまはつみ)

もはや不定期掲載と言っても差し支えないペース。今回は夫婦の営み編(?)というので、ありそうでなかったちょっと珍しい回という印象です。まあたかちゃんが寝落ちオチなのでほとんどエッチなコマはないんですが。でも元々そういうウリのマンガではないしな……。ただまあこういう話があるとNTR同人的な妄想の余地は膨らみやすいですよね。モーニングはオタクには目つけられにくい雑誌ですけど、世の中には『おくさん』のNTRエロ同人だってありますし……。

神風お兄さんといっしょ。(うづきあお)

月例賞奨励賞受賞作。双子の悪ガキと不思議な催眠術? で遊んであげる優しい? 近所のお兄さんが主人公のショートコメディです。子どもの遊びのテンポの小気味良さの再現度がめちゃくちゃ高い。催眠術という導入こそフィクションですが、子どものごっこ遊びと思えばあれぐらいのぶっ飛び方とスピード感は自然です。神風さんは神風さんでダウナー系のキャラクターで、子どもを適当にあしらいきちんと(満足させてから)追い出すために催眠術を使ってるのがナイスですね。

YJ19

げんさくひなたざか(原作:渡邉美穂、漫画:赤坂アカ

3号連続企画の最終回。導入読む限り今回の子が一番の常識人っぽいかな……内容も割と普通のゾンビサバイバルモノだし。しかし、本当にこの企画なんだったんだ? 3つの読切の間に何の関連性もなかったし、赤坂作品と繋がりがあるでもないし。本当に赤坂先生が好きなアイドルに会いたかっただけなのでは……という疑問が拭えない。

雨忘-あめんぼ-(河上だいしろう)

触れると記憶を失ってしまう「毒の雨」が降り続くようになった現代日本を舞台にしたSF的ヒューマンドラマ。雨を恐怖の象徴として描き始めておいてから、見せ場のシーンで逆に救いを齎す存在として使うという構成がよく出来ていて面白かったです。最初に自分を守ってくれる存在として登場した「薬」が自分を阻む「枷」として機能して、最終的には守られた悼みの感情を大事にしていく、という二段構えもいいなと思いました。設定的には色々気になることも出てきそうですが、読切なのでこれぐらいでもいいかなと思います。

カーテン・レーザー(坂盛)

1億円40漫画賞の「天才主人公型スポーツ」部門の準大賞作。ってなんだよこの部門名……。凡才主人公のスポーツはまた別に分けられてるのか?

テーマはスノーボードです。競技会レベルのスポーツとしてのスノボはハーフパイプ(フリースタイル)ぐらいしか知らなかったんですが、タイムアタック系もあるんですね。純粋な滑走路を下るアルパインと、フリーのような特殊な形状のコースを使うスノーボードクロス。本作は「天才主人公型スポーツ」という制限を逆手に取った形で、主人公はクロスの選手なのに作中ではフリースタイルの話ばっかりでしたが、個人的にはクロスやアルパインの競技内容をもっと見てみたかったなーと思いました。完全に個人的な興味の域ですが。絵はやや荒くも感じましたが読みにくさはなく、躍動感もあってよかったですし、ストーリーとしては複雑な構成のはずですが分かりにくい部分もなく、上手なマンガだったと思います。

その他

雨と君と

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仕事してないときに使ってください。

葬送のフリーレン

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いやー、デンケンさん前々から結構フィーチャーして好感度上げる方向に描いてるよなーとは思ってたけど、これは流石にずるい。完全に好きになっちゃうでしょ、こんなおじいちゃん。宮廷魔術師まで登りつめる人はやっぱすごいよ。

ポンコツちゃん検証中

今さらだけど、夢咲さんとバクシンオーって同じ鳴き声だな……

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(これは今週号掲載話ではなく一話からの引用です)

www.youtube.com

天野めぐみはスキだらけ!

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東大行かなくてもいいときに使う画像です。

今週の新連載とか・2021年13号(3/27-4/2)

気付いたら一ヶ月も遅延してた……。いくらウマ娘にかまけてたとはいえ、それだけで言い訳の立つ状況じゃないですね……。もう読み返せなくなってる奴とかあるし……。

さて本週は四月馬鹿の週ですが、マンガ界隈ではあまり興味のある話題はなく。ジャンプがボーボボで遊んでたぐらいかな?

今週の新連載・最終回

IN

利口になるには青すぎる(YM18、原作:大沼隆揮、漫画:内田裕人)

本作を一言で言うと……めんまが死なずに大人になるまで再会しなかったあの花的な奴です。いやちょっと乱暴か。サブヒロイン? のあかりはあなるとつるこ足して2で割ったような感じだし、ぽっぽもいないし。とにかく、ゲームオタクのニートが長らく会っていなかった幼馴染たちとの再会を機に、プロゲーマーへの道を歩み始める……といった展開が予想されます(JGCの監修もついてるしな……)。その幼馴染グループ、「四角レンジャー」は幼少時にポケモンが元ネタらしきゲームで集まっていたメンバー、ということなのですが、作中でレンジャーが挑戦するゲームはフォートナイトやスプラトゥーン辺りがモデルと思われるTPSです。まあ、ポケモンでプロゲーマーっていないですからね。ゲームとしては非常にやりがいのある難しさなんですが。TPSは導入だけでポケモン始めたら面白いんだけどな。なお、作者はどちらも新人の模様。

JKさんちのサルトルさん(モーニング18、漫画:さのさくら、原作:大間九郎)

あの哲学者のサルトルが宇宙人にアブダクションされて犬(パグ)の身体に脳移植され、現代日本(川崎)のJK宅に居候する話。うーん、濃い。濃いんだけどなんていうか、調味料そのまんまの味付けって感じですね。サルトル先生が犬の身体にも現代日本社会にもあっさり馴染んでるの、冷静に見るとちょっと怖いなと思いました。いくら実存主義の大家とはいえ、なろう小説文化にそんなあっさり染まるなんて……。僕は哲学は完全に素人なので(『ソフィーの手紙』すら途中までしか読んでない)哲学を勉強した人からしたらどうなのかは分かりませんが、読んだ感触としては日常哲学トリビアものとして無難に続きそうな感じです。

本編とは無関係なんですが、漫画クレジットのほうが先で、原作クレジットのほかが後というやや珍しい順番。小説原作というわけではなさそうですが……。大間先生は『マズ飯エルフと戦場暮らし』などでも原作担当ですね。

OUT

今週は最終回を迎えたマンガはありませんでした。端境期ということですかね。

今週の読切とか

WJ17

品出しの幽霊(中畑りんたろう

読切企画「ジャンプ・ショート・フロンティア」からは今回は新人のホラーです。短いページ数に起承転結がきっちり収まっていて完成度も高く、しっかり怖い現代和風のホラーになっています。オチは流石にある程度読める範囲ですけれど、演出でがっちり見せてきますし、絵柄も静かな作中の雰囲気をよく捉えていて調和しています。同じようなクオリティで量産できるなら普通に連載狙えますね。いい読切でした。

WS18

死神坊ちゃんと黒メイド(イノウエ)

ひさびさのような気がする出張掲載。本編ではよくあるのかもしれませんが、出張でメインの二人以外が登場するのはちょっと珍しいですね。設定上仕方がないですが、なんかややNTRというかネトラセというか、そういう気配がある話が人気というのはそれでいいのか……?

君は冥土様。(しょたん)

この2作が同時に来たので気付きましたけど、サンデーのアプリでは今メイドが流行りなんですね。なんだかサンデーの中でだけ流れている時間が違うような気がちょっとしてしまいますね……(古いとは言いたくないが)まあかわいいは正義なのでいいんですが、しかしなんというか、もっとエッジの女装TS推しみたいな突き抜けた性癖を見たい気持ちがある。

うぇぶりネタバレ調査員★一色(一色美穂

おお、ついにサンデーがアプリの定期購読にラインナップされたのか。今は毎週買ってるけど、値段や特典によっては乗り換えてもいいな。

ところでこのM川編集って、『十勝ひとりぼっち農園』にも出てくるミヤガワ編集ですよね……やはりチャラ男なんだな……。

YJ18

げんさくひなたざか(原作:上村ひなの、漫画:赤坂アカ

日向坂赤坂コラボの第2弾。赤坂アカの壮絶な無駄遣いとも言える上村ひなのは不思議ちゃん……ということらしく、出てきたマンガもそういう感じの内容ですが、微妙に突き抜けた感じがないところが、作った不思議キャラじゃない感というか、素人っぽさというか、まあ味があります。しかし本当になんの企画なんだこれ……

瑠璃も玻璃も照らせば光る(綴喜大)

「才能」に悶え苦しむ女子高生達のガール・ミーツ・ガール。建前としてはどちらも主人公だとは思うんですが、才能の「ある」サイドにメインの視点を置いて感情移入しているのがちょっと珍しいなと思いました。「すげー上手くて努力もしてるすごい人」が、実は「才能があるのに努力しないでそれなりにやっている自分」に嫉妬してた、って意外性はあるけど、あんまりウケる設定ぽくはないかな。けれど、ドロドロクソデカ感情ソフト百合としては最高級の出来栄えです。絵の躍動感も相俟って、動きのないマンガの中に暴れ出す感情が存分に表現されています。「アオハル」路線の正統派後継者といった感じでしょうか。今後に期待です。

その他

破壊神マグちゃん

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真面目な空気にならないときに使う画像です。

高校生家族

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仕事が嫌で資格試験に逃げているときに使える画像です。

ハコヅメ別章 アンボックス

カナ辞めちゃった……。時系列としては結局、普通に本編と並行でしたね。河合も登場してたし。明らかに主人公がカナなのと、話の流れがどシリアス過ぎて重いので、本編のナンバリングからは外すということにしたかったんでしょうけど、しかしこの話が単行本で丸々別冊になると、後で読み返したときに「え? カナ突然辞めたんやけど……なんか他の人も心労しょってるし……」ってなるんで混乱しそうですね。いや、まあいいんですが。

今週の新連載とか・2021年12号(3/20-3/26)

この週はシリウスの新人賞があって書くのに時間がかかったこともあるんですが、やはり遅れの元凶はウマ娘でしょうね……いやはや……。あと4月入ってからやたら眠くて、睡眠時間が激増してるというのもあります。お陰でもの凄い未読在庫がたまってきましたね。かなわんわ。

今週の新連載・最終回

IN

謎解きよりも大変だ(YM17、遠藤準)

高校の「謎解き愛好会」なる怪しい部活で、美人の変人部長と朴訥男子後輩が乳繰り合うシチュエーションコメディ(謎解きつき)。あれ、なにかに似てますね。そう、最近連載終了した、なにか……。

いや、これでも僕、真面目なのでちゃんと解決編入る前に謎解きしたんですよ。キツツキ、マムシはすぐ分かったんですが、ヒント2は「?」のところに1文字ずつ入るのかと思って解けず。ただ、残ったカタカナから動物で連想するとほぼ「シヤチ」か「シヤケ」しかない。ところがどっちで消しても「ぱいもみ」か「ぱいみ」と残ることになって「大事な物」という題意と整合しない。うーん、シャチorシャケという推測が間違っているのか、しかし他に適当な解答らしきものもないし、まさか「出題ミスで間違えて『ぱいもみ』を答えにしてしまいました!」なんて……いや、流石にそんな『手品先輩』の二番煎じみたいなこと、いくらヤンマガとはいえやらないだろ、僕が解けてないだけだ……などと小一時間うんうん唸った末、ギブアップしてみたら

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あのさあ……

くしくもアズ先生の新連載開始と同じ週の出来事なのでした……(後述)

ヤンキー水戸黄門(イブニング8、和田洋人)

テレビドラマでお馴染みの水戸黄門を『暴れんぼう将軍』的なやんちゃする御曹司として再解釈する歴史モノコメディ。作者の和田先生は『ファラ夫』の人ですって。本作は完全ギャグという感じではないので、意外というか、作風の幅が結構広いですね。歴史ネタという意味では同じなのかもしれないが……。水戸光圀の異説というのはときどき話題になるように思いますが、まあそもそもドラマの『水戸黄門』が実質架空の人物像ということもありますし、どれが本当とかそういう固いことはあまり言うべきじゃないのかもしれません。歴史上の人物がヤンキーキャラというのはどっちかと言うと『花の慶次』が先駆けという気もします。超えられるか。

賢者が仲間になりました(WM17、アズ)

先述したアズ先生の新連載。まずまさかの週マガ登場というのに驚き。ページ数は相変わらず抑えられていますが、それでも話数分割なしに堂々14ページ! 内容もドラクエ的剣魔法世界の話かと思いきや、そういうのとは全く関係なく、引きこもり系主人公の部屋に突如やってくる謎の天真爛漫美少女がちょっと良い感じの説伏っぽいことを言い放つのが「賢者」っぽいというだけの、独特のセンスのタイトルです。ヒロインの路線は黒髪ゆるふわロングでこれまでのアズ先生のレパートリーにはないタイプ。少年誌というので自粛してるのか、エロネタが封印されているのもまた読後感が違いますね。これが毎週読めたら中々よいですが、まあ、無理に毎週載せなくてもいいんじゃないかなとは思います。クオリティを優先してほしい。

ワールド イズ ダンシング(モーニング17、三原和人)

本作は一言で言えば、『はじめアルゴリズム』の三原先生が世阿弥を主人公にしてみたら、世阿弥がはじめみたいな不思議星人になってしまった……という感じです。なんならこの世阿弥、はじめの前世かなにかじゃないのか? とすら言いたくなる感じになってますが、続編とかではない、はず……。まあ、芸人というか、芸術家というか、世阿弥が変わった人であっても違和感はないので、キャラ付け自体はそんなに言いつのるようなことではないけれど。世阿弥自身、著書は多く伝わっていますが、彼の人となりはあまり伝わっていないので創作の余地が大きい部分でもあります。

OUT

おたくの隣りはエルフですか?(YM17)

オタクと異世界エルフのラブコメが大団円で終了。ラストやや駆け足……というか唐突にも感じましたが、過不足なく描ききったのではないでしょうか。というかむしろ、中盤から連載が発散気味になって新キャラが出ては消え出ては消えという形になり、スルトさんのオタクエピソードがあまり出てこなくなったがゆえに、原点回帰の最終エピソードが唐突気味になってしまったのかもしれません。スルトさんはエルフ、大家さんがサキュバスまではともかく、他の異世界系キャラが神様ばっかりだったのもちょっと拡散気味だったかも。とまれ、ヤンマガの貴重なオタクエロコメ路線がまた途絶えることになりました。当面は『たわわ』で繋げということか。お疲れ様でした。

怪物王女ナイトメア(シリウス5)

『怪物くん』オマージュで人気を博した本作も今月で終了。光永先生もW連載はしんどかったか、ここ1年ほどは休み休みの進行だった気がします。ま、だから終わったとは言いませんが、基本的に前後のつながりがあまり関係なくていつでも終われる構成だったのも事実です。最初からこういう終わり方するつもりだったんでしょうね。クライマックスにむけて盛り上げるとか、そういう感じの流れもなかったので読んでてやや面食らいましたが、元々シンプルな展開のマンガなので、通常進行でしょうね。振り返ってみればリザもヒロも参加できず、結構なピンチだったのは事実ですし(ヒロは元々戦力にはならないし、『死に続ける』ことで貢献してたけど)。ペニーワイズの正体がイスの偉大なる種族というオチはTRPGのシナリオで普通に使えそう、というか、そうやってシナリオメイキングすればいいんだ! という感じで参考になりました。お疲れ様でした。

今週の読み切りとか

WJ16

落ち武シャーク(原作:千田さとし、作画:都築拓也)

都市伝説から産まれた妖怪を退治する学生インターン公務員が主人公のバトルアクション。元々はストキンで入選した作品に作画をつけたみたいですね。作者コンビはいずれも新人です。妖怪共存・退治モノとしての枠組みの中で、全体通して読めば王道なのに、新種の妖怪を「創作妖怪」と呼ぶところから、「落ち武シャーク」の名前や見た目など、随所に捻りが効いていて中々良かったです。「落ち武シャーク」自体が多数種存在していて、それらを退治していくのを暗示するオチ。ここまで特定の妖怪にこだわる形なのがちょっと不思議ですが、まあ読切作品としてはそんなにおかしくはないか。絵はやや固い感じのところもありますが、少年マンガというか、いかにもジャンプって感じの絵で、ストーリーにはよく合っていると思います。

無智との遭遇(屋宜知宏)

こちらはショート読切特集「ジャンプ・ショート・フロンティア」より、『アイアンナイト』の屋宜先生がカムバックです。中身は宇宙開拓SF。宇宙人から受けていた敵意のメッセージは自分たちの態度の裏返しに過ぎず、彼らは我々を助けようとしてくれていた……という、教条的ではありますがシンプルな構成で、15ページの中で綺麗にまとまっていて面白かったです。屋宜先生の引き出しもなかなか広いですね。褐色メガネは性癖。

WM17

宇宙人を拾いました。(芝間スグル)

SFのんびりコメディ8ページです。作者は別マガで連載経験あり。『FREAKS FREAK COMPANY』、見覚えあるのでどっかで読んでたかもしれん。本作は1ネタあるんでマンガにしてみた、ぐらいの軽いノリを連想させる構成で、捻りもないですが、普通に面白いですね。ウーナが性癖にささる人にはささるでしょう。個人的にはそこまで。

WS17

グレイテストM~偉人麻雀大戦~(原作:河本ほむら・武野光、作画:山田秋太郎、監修:水口美香)

歴史上の人物に麻雀勝負をさせるために作ったマンガ(本作から僕が受けた印象であり、公式の見解ではありません)の1話がうぇぶりから本誌に出張掲載。原作は『賭ケグルイ』コンビというか、兄弟と言うべきか……。話の流れと説明の適当さから、「とにかく歴史上の偉人を麻雀勝負で戦わせたいんや!」という強い意志を感じるのがいいなと思います。麻雀のトーナメント戦って普通参加人数は4の倍数になるように調整するはずなのになぜ34人? と思ったら、普通に雀牌の種類だと気付いて失笑しました。麻雀に対する謎のこだわり。主人公的ポジションはヘレン・ケラーのようです。全盲聾が麻雀できるのか? というところからマンガがスタートしていそうな感じ。やはり牛乳先生はギャンブルマンガを描いてこそ、ということなのか……。

アフタヌーン5

連作『蟲師』番外短編「地翔る影」(漆原友紀

蟲師』は2年ほど前に映像化されて以降、直近ではとりたてて動きもなかったと思いますが、『猫が西向きゃ』の完結後のリフレッシュを兼ねてという感じですかね。一応関空のマンガイベントに『蟲師』が取り上げられているらしいです。今回は「とりかげ」という蟲の話。ギンコさんは最後のほうにちょろりと顔を見せてくれます。

大人のそんな奴ァいねえ!!(駒井悠)

駒井先生、今はwebで続編を描いているんだそうで、今号はその出張掲載ということです。「大人」とついているのは卒業して大人になった面々による直接の続編だから、ということのようですが、下ネタが大人仕様になったかというとそういう感じではないですね。いや元から大人仕様の下ネタだったのかもしれないが。

月に吠えたンねえ(清家雪子

連載終了していた『月に吠えらんねえ』ですが、Palcyでスピンオフして(公称は「ライトにリブート」)続行していたようで、本誌に出張掲載でカムバックしてきました。本家は戦争詩の話題に真正面から組み合ったおかげで重々しい展開が続いたことを加味してか、こっちは小ネタ中心に擬人化CPモノとしてワイワイやっているみたいです。薄々思ってはいましたが、やはり『ヘタリア』的な人気に支えられているようです。なんjに脳が犯されているせいで最初「ゴが抜けてるな」とか思ってしまってすみません。「吠えたりない」→「吠えたんない」→「吠えたんねえ」→「吠えたンねえ」ですね……。

モーニング17

とんがり帽子のアトリエ(白浜鴎

モーニング増刊から主張掲載。これまでも度々来てましたね。今回は料理じゃなくて本編の方。アトリエの弟子たちの洋服選びの話です。料理もそうですが、設定の一つ一つが凝ってるんだよな……。短いページの中でも世界がしっかり伝わる内容なのはすごいです。

YJ17

げんさくひなたざか(原作:小坂菜緒、漫画:赤坂アカ

なんか突然始まった、日向坂46のメンバーの作った原作を赤坂アカ先生にコミカライズさせるという狂気の連作企画。週刊連載を2つも抱えてる人にこんなアホなことをさせるな(マジレス)1週目の原作は小坂菜緒。日向坂の中では一番雑誌グラビアで見掛けるような気がする。内容はメンバーの異世界転生チックな感じで、無難に流行と需要を抑えている感じはあります。

わらびちゃん、愛されています!(青目槙斗)

幼馴染に中々振り向いてもらえないVTuberの中の人系根暗ヒロインのラブコメディ。こないだのエッジの読切と似てますが、あれよりも設定は今時ですね。襖越しにVRとリアルが交錯するシーンは中々面白かったです。客に押し入れに押し込めんなって話ではありますが……。あとこれ初見では気付かなかったんですけど、「こんありー」って「『こんにちは』ありがとうございます」って意味じゃなくて女王アリ系VTuberだからそういう挨拶にしてるんですね。「こん^^」「あり^^」ではなかった。老害のたわごとです。

シリウス5

トビ嬢は遥か高く!(櫻井ゆうすけ)

新人賞大賞作。工事現場の鳶職として働く(元)お嬢様高校生と女庶民主人公の出会いと友情の物語です。なにしろ設定の奇抜さが目を引きます。鳶職は肉体的にも過酷な職種ですが、技能資格の設定されている高度な専門職でもあります。まあ実態としてそうした運用がされているかは別の話ですが、女子高校生が日雇いバイトでやっていくには色んな意味で大変です。生命を危険に晒してるという意味で金払いはいいのかもしれませんが……雇うほうも雇うほうだなぁ。ご安全に!!

姉の運が悪すぎる(駒鳥ひわ)

新人賞佳作。不運な姉を「悪運避け」としてスカウトに来た天使から守ろうとする妹が主人公のスラップスティックコメディ。新人賞らしからぬ完成された作風で、構成もしっかりしてます。ただ「運が良すぎて人の悪運を全部被っている」って設定はどうなんですか……? 確かに世界全体の運の総量は増えてるんですが、お姉ちゃん個人の運はマイナスになっているわけで、それって本当に運がいいと言えるのかしら……? これ、もう一捻りぐらいしたらちゃんとツッコミに耐え得る設定になりそうなので、編集さんと一緒に頑張ってほしいなと思いました。

夜明けに咲く(近衛悠)

こちらも新人賞佳作。幼馴染の少女と死んだ祖父の家の蓮の池を掃除するちょいホラーなハートフルラブストーリー。最後突然「売らないでください!」から最後のシーンまでの展開はかなり強引というか、それまでかなり丁寧に暁介と夏蓮の関係を描いていたので落差に驚きましたが、ページ数とかの都合もありましたかね。ハッピーエンドでちゃんと纏めきったのはよかったんじゃないでしょうか。

ブラックフェザー(薊マスラオ)

新人賞奨励賞作。銃に宿った悪魔と共に悪魔退治をする少年エクソシストのバトルアクションですね。内容としては通りいっぺんですが全体として破綻なく無難にまとまっています。アクションシーンは控えめですが、絵とコマの完成度は高いのではないでしょうか。

マッチングメイド(ネオガシマ)

こちらも新人賞奨励賞作。侠気溢れる日雇いメイドが、可愛い下着デザイナーを夢見る引きこもりショタお坊ちゃんを献身的に支えるギャグコメディ……うん、いや? なにか違うような……。絵がやや拙い感じを受けますが、ギャグと絵面の勢いで十分押し切れる内容。ストーリーもさることながら、とにかく1コマ1コマの画面のパワーが凄いです。ちょいエロを押し出しつつハイテンションギャグ(ギャグなのか?)で乗り切るという作風はちょっとアンドー先生の『憑依どーん!』を思い出しますね。こっちはホラーテイストはないですが、むしろその分クセが(比較すれば)減って読みやすいかも。性別の枠を超えてるしエッジあたりで連載して欲しいですね。僕好みのマンガでした。

破壊神マグちゃん

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様付けで呼んでいるのに下等生物(ニンゲン)と認識してるのいいですね。恐れていても自分たちの方が本質的に上位存在だという優越意識は自然に持っている辺りが、陰キャ陽キャに対する根拠なき優越感を意味しているような。

異世界紀元前202年

ハンニバルが皇帝名乗ってて吹いた。歴史に詳しくないマンなのでほとんどwikipediaの受け売りで申し訳ないんですが、カルタゴは制度的には共和政や貴族政に近かったらしく、政治の権威としては「王」ではなく、議会(元老院だったか民会だったかは議論が分かれる)に選ばれた「スーフェース」(ローマにおける「執政官」のような立場)だったとか。ローマとは異なり、軍指揮権は持っておらず、将軍が別に置かれたそうです。まさにハンニバルが将軍の代表例ですね。とはいえ、建前と現実は分けて考える必要があり、事実としてローマにおける「皇帝」は、建前としては「執政官の権限や軍の指揮権、護民官の権限などを議会(元老院)から移譲された存在であり、民衆によって選ばれ、支持を受けている」ということになっていました。従って、本作における「ハンニバル皇帝」も、同様の論理によって「カルタゴの民衆から信託を受けて、スーフェースと将軍職を兼ねた存在」として成立している可能性がありますね。実際、史実でもザマの戦い敗北後にハンニバルカルタゴ復権し、「スーフェース」として瀕死のカルタゴを立て直す手腕を発揮しています。なお「皇帝」は中国語由来の言葉ですが、この感想、及び作中カルタゴにおいては"imperator"の訳語として使われているものとして考えています。"imperator"はラテン語で、元来は「(執政官の)軍指揮権(命令権)を持つ者」を示す言葉であり、ローマが使い始めた言葉です。で、(ラテン語なので)当然と言えば当然ですが、暗黙に「ローマの(正当な)支配者」を指します。本作ではカルタゴ国内で同等の経過を経て概念が形成されたと考えるべきでしょう。本来は作中ではラテン語ではなく(カルタゴなので)フェニキア語で同等の言葉が産み出されており、その訳語として「皇帝」が当てられているとするべきですが、僕がフェニキア語に全く明るくないので突っ込むのはここまでにしておきます。

スキップとローファー

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あんたに何がわかんのと思ったときに使ってください。ミカちゃんやっぱええわあ。

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いつかミカちゃんをちゃんと肯定してくれる王子様が現れてほしいですね。それは志摩くんじゃないのだろうけど。

ダーウィン事変

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白人男性(ホワイトフィメール)ってなんだよ。ところで米国では白人男性による銃乱射事件が連続した(犯人が主張した政治的声明は全部バラバラだが)ことが社会問題になって、それの原因がインターネット上のインセルコミュニティ(4chanとか8kunとか)と目されて対策が講じられようとしてるとかなんとか。今回のこれもそれを多少はイメージしてるでしょうね。