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漫画の感想とかをひたすら書いていくブログです。

週刊マンガ感想2020年4号(1/25-1/31)

前回「感想を書くのが遅れているだけだ」と言いましたが、マンガ読むのも順調に遅れていっています。今ちょうど1週間遅れ。まあ、感想ストックはまだまだあるのでやっていく。

YM9

新連載「ボーイズ・ラン・ザ・ライオット」トランスジェンダーFtM)にスポットを当てたファッションもの。内容として取り立てて目を引いたものはなかったですが、やはり端々のセリフやキャラクターの心情描写、造形なんかには当事者だからこそ出てくる表現だなと思わせるものがありますね。例えばこことか。

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ジャンプ+で話題になっていた「にくをはぐ」にも通じるところがあったと思いますが、つまるところマイノリティの気持ちというのはやっぱりマイノリティにしか分からないわけで、マジョリティとしてはそれを推しはかる以上に、彼らの口をふさがないで、漏れてきた声を聞き漏らさないというところに尽きるんですわな。作中の迅はそういう意味では、カミングアウトの直後も含めて満点に近い対応じゃないかと思うんですが、そんな彼でも、相手にこうして委縮されてしまうと先に進むのは簡単じゃない。しかも、その委縮は目に見えないところで静かに起きるわけです。そこをどう乗り越えていくか、我々は常にそう問われています。

「首を切られば分かるまい」

Chicken Ranch)(「養鶏場」の意味)はテキサスに実在した非合法の売春宿ですが、開店は1905年から。いっぽうで岩倉使節団アメリカに滞在していたのは1872年。あれ? まあそれ以前に、D.C.からテキサスまで馬車(蒸気自動車?)で何時間かかると思ってんだという話ですが……。道のりにして2500km(札幌-鹿児島間に相当)、現代の自動車でも23時間やぞ……。

私の少年

今回の話いろんな視点で面白いですねー。椎川が高校生と張り合って過去の恋愛遍歴でご満悦になり「男はいくつになってもガキだな」と思わせておいて、真修の真っすぐな感性の言葉が「ガキ」の椎川を一気に置き去りにしていく。今時の若者は「男だ、女だ」という感覚には与しないのか。

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「本当の若い感性」の描き方が巧みすぎて、「かつて若かった男の感性」が時代錯誤の古びたものになっていることが如実に現れるのか。でも「えっJPG?」っていうツッコミは椎川のものなんですよね。ゲイム業界の人間は普通に使うのか?

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いっぽうで真修も真修で椎川の言葉なり父の態度なりに年相応に傷付いたりショック受けたりしていてこれはこれで面白い。椎川は椎川で、自信満々の割に聡子から好意を向けられた記憶がないことを気に病んでいて、彼の価値観の上ですら彼の勝利が揺らぎはじめている。価値観そのものが相対化されつつあるのにそんなんでいいのか、椎川くん。

「大きくなったら結婚する!」

増刊送り前最終回。許せねえよ……

WJ9

新連載「マッシュル-MAlSHLE-」作者は甲本一。あらすじとしては最近流行りの「筋肉は全てを解決する」がベースのギャグマンガ。「魔法の巧拙が社会的地位を決める社会で魔法が全く使えない男が筋肉で下克上」ってだけ書くと「あれ、それジャンプで既に連載されてる作品ですよね……?」という気がしてくるのだけど、ブラッククローバーと比べるとギャグ寄りなのが一つ、あとかなりプロ読者層の好みに寄せてきてるなぁ、と思います。面白かったですよ。

「ONE PEACE」

巷で話題沸騰のおでん尊厳破壊問題ですが、みんなよく読んでるなぁ。僕はあやうくスルーするところでしたよ。

約束のネバーランド

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死が救いではないときに使ってください。

「アクタージュ」

結局、台本は壊したから勝負は負け、自分の怒りを追体験させようとした夜凪が仲間のお陰で踏み止まったことで山ノ上の野望は潰え(彼女は孤独なので夜凪と同じ解決方法は取れない)、不戦勝となった千世子、誰も救われない展開に……? いや、夜凪は新たな表現(怒り)を獲得したからいいのか?

イブニング4

読切「たたセン~先生たちの保健体育~」は予告されてた広瀬べろせの新作ですね。「反響が大きければ連載決定!」とありますけど、まあ……するよね、確実に。話のしょうもなさがイブニング読者のツボに入りすぎだもんなぁ。しかも完成度高いし。……で、連載はすると思うんですけど、こちらとしては「あの煙草舐めまわしマンガはどうなったの?」って感じですよ。まあ、そりゃあっちよりもこっちの方が連載向きだし、あっちは2話以降どうやって展開するんだって感じでしたけど? でもさ、趣旨的には0話を載せて、人気だったら1話以降を継続して載せるという企画なんだからさ……それを、連載化するつもりのない読切で人気取って、違う連載始めちゃうってのはさ……企画違反でしょ。まあ、編集部内でそういう喧喧諤諤の議論の末に、「再度読切を載せて人気があれば連載決定」という妥協案が図られたものと思います。社会は厳しい。

「前略空の上から」

最終回。最後まで意味分からんマンガだったな……。桐谷もなんか最後ヤケクソ気味だったし。腐らずにビジネスマンとしても経験を積んでキャリアアップしてほしい。

WM9

新連載「カッコウの許嫁」は吉河美希の新作。以前やってた読切3連発の最後に載った奴ですね確か。取り替え子であることを分かりやすくするためとはいえ性格から能力から遺伝優勢のキャラデザには当時もやっとしたものですが、そこは変わらず(まあそういう分かりやすいキャラデザを変えたら吉河作品じゃないのですが)。むしろ、妹をサブヒロインに昇格させ、更に主人公のライバルポジションにサブヒロインを追加してハーレム系ラブコメに振ってきました。なんやねん「ラブサプライズ」って! そういうサプライズいらんわ! ヒロイン追加するぐらいなら読切からなんも追加して欲しくなかったわ! 吉河先生はどう見てもハーレム豚志向じゃなくてCP厨寄りなんだから大人しく1on1のラブコメにしときゃいいのに余計なことしおって~~~~という気持ちになっています。まあ、「山田」も小田切さんとかノアとかいたし、ハーレムのほうが人気は取れるんでしょうけど、でも僕にとっての理想はいつだって「ヤンメガ」の足立&品川なんだよなぁ。

「東京卍リベンジャーズ」

イヌピーとシンイチローくんとじゃ年代合わないんじゃ、とは思っていたんですが、それはやっぱりそうでしたね。イザナにも大寿にも、ただ元々の気持ちを失った状態で、なりゆきですがりついただけ。タケミチの啖呵で昔の憧れを思い出した、ということなら、逆に言うとそれまでは忘れてたわけか。流れでマイキーについていきつつ、「黒龍」の復活をずっと追い求めるだけの日々。名前が重要だったから「天竺」には参加する意志がなかった、ということなら話は通るのかな。

WS9

トニカクカワイイ

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これは正直かなり面白いですね。本編より面白い。24人の37%は約9人、58%は約14人なので、5人増えたことになります。新人とか異動とか退職とかあるので単純に5人結婚したとかではないと思いますが、2年で5人……まあまあの結婚ブームですね。

「嘘月」

蒼がしーちゃんに「誘惑」をかけてしまう展開を期待していたんですが、雨宮なるトリックスターの登場により、雨宮がしーちゃんに「誘惑」をかける展開が本線となって少し残念です。いや、雨宮さんが柏木を獲りにいくかもしれない……まだだ、まだ諦めるな……

実際のとこ雨宮さんは何がしたいんでしょうね。蒼くんをいじってもどんどん不幸になっていくだけで、あんまり面白そうな感じにならなさそうなんだけど。ドSっぽいので、気に入ったおもちゃは壊したくなるタイプなんだとは思いますが、気に入るというほど蒼くんに執着しているようでもないし、まだ裏がありそうな。

モーニング9

新連載「半沢直樹」は池井戸潤の小説のコミカライズ……というよりは、同名ドラマのコミカライズ、と言ったほうが正確ですかね。ドラマの放映はもう6年以上も前なんですね。なんで今さら……と思いましたが、続編が4月から放送予定なんですね。えらい間が空いてるが……出演者がメジャーどころばかりだし、都合がつかなかったんでしょうか。コミカライズ担当としては構成に津覇圭一、漫画にフジモトシゲキがクレジットされています。新人さんですね。学習まんがなんかにありそうなクセのない読みやすい絵柄。内容も原作に忠実そうな雰囲気です。

「ハーン」

なるほど、吉次の息子が奥州で義経の身代わりとなったのか……。これ、序盤の方で普通に描写されてたんでしょうかね? だとしたら僕はずっと無意味な疑問を抱いていたことに……。

あと吉次って出自は商人だと思うんですが、ずいぶんご立派な切腹の作法をご存知ですね。セップク、やはり日本国民の基本教養に位置づけられる死に方なのか。

YJ9

「彼女の野性が手に負えない」が最終回。

「キングダム」

うーん、信の死亡確認がかなり念入りにされてますね……。信じてなかったけど可能性出てきたか。一応羌瘣が謎の秘薬や秘孔で蘇生させるのが本線で見ますが、もう何があってもあんまり驚かないなぁ。

「BUNGO」

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これまで河村のチートっぷり、ラスボスっぷりをずっと描いてきたわけですが、その河村をしてこう言わせてしまうと、確かに、「これから先どうすんの……」という気持ちになりますね。このまま高校野球編に突入しても全然驚かない。いやもうホント、「お前は瑛太に負けたんだ!」じゃないんだよ。どこからどう見てもお前に負けたんだよお前に。(2週連続のツッコミ)

「久保さんは僕を許さない」

本作、これまではあからさまだけどギリギリ明確にならない程度の、「いやこれ行っちゃったら非モテの勘違いで一番恥ずかしい奴!!!!」ってレベルで抑えてきたのに、今回はちょっと一線越えちゃったなーという認識です。「その子ね一生懸命作ってたんだよ」じゃないんだよ。お前一緒に作ったんかと。いや百歩譲って一緒に作っただけだと解釈したとしても、誰かが白石くんにチョコを贈ったことは確定するわけでしょう。そんな人誰がいるのってなったときに久保さんが怪しすぎるんですよね。これまでの言動が全て「いやいや僕を好きになる人がいるわけない」で否定されてきたのに、その前提が崩れてしまったら作品自体が危うくなっちゃう。いやならないけど、次のステージに進んじゃう。

「Good job」

宮下先生、YouTubeとか御存知なんですか!? 内容うんぬん以前にそこへの驚きがすごい。内容もこれまでのシリーズと比較して「平年並」の範疇だし、すごいな……。誰か別人がネーム切ってんじゃないか?