.DS_Store

漫画の感想とかをひたすら書いていくブログです。

週刊マンガ感想2020年9号(2/29-3/6)

YM14

新連載「寄生列島」(江戸川エドガワ)。離島因習モノと寄生虫パニックホラーの合わせ技。倫理観を無くす寄生虫というと特異な印象なのかもしれませんが、寄生虫によって性格が変貌したり異常行動を取ったりするのはそんなに現実離れしたことでもないと思うんですよね。脳に作用する物理的な疾患が精神や性格を劇変させることはよく知られていますし(典型的なのは脳腫瘍など)、直接神経系に作用しなくても甲状腺疾患が性格に影響を与える、という事例もあります。動物ではカタツムリの触覚に寄生して行動を操る寄生虫もいますよね。ただ因習モノって元から余所者に対する倫理観がぶっ壊れているところからスタートするので、相手の倫理観が死んでもやることは対して変わらないんじゃ……みたいな気持ちもあったり。

「新・信長公記

信長の始動回という趣きですが、史実では信長に仕える→時代の流れが変わったのを察知→裏切るという順序なのが、現代では裏切る→信長の覚醒によって流れが変わる→信長からの勧誘、と逆向きになっているのがちょっと面白いですね。そう言われると、家康に信長が挑むという構図も逆と言えば逆なのかもしれない。

「首を斬らねば分かるまい」

鉄血宰相の「血」って、革命じゃなくて戦争のほうなのでは……? プロイセン一国では大国たり得なかったから、ドイツを統一して強国と渡り合う国力をつけようとしたんでしょう。まあ、戦争を是とする思想を織り込んだとすると、征韓論を大久保が否定することになる史実との食い合わせが悪いですが。

WJ14

ONE PIECE」が急病休載で代原に「しろすぎ! アクノソシキ」(畠山達也)が再登場です。面白かったです(「俺怪人ネコ科男になったんだ~」「科を一手に担ったの~?」のところとか好き)が、医療訓練も受けていない新入社員を研修医として従事させることが果たしてホワイトかどうかには議論の余地があると思います(何様)

Dr.STONE

石化で今さらエネルギーどうこうの話が出てくるとは思わなかった。エネルギーという概念が通用するジャンルなの? そもそもエネルギー保存則に沿う代物なのか? 質量保存則は成立してるか怪しそうな感じしたけど…… まあ、メタ的な話すると、千空に石化装置なんてOP持たせるとバランス崩れちゃうし、「科学で俺TUEEEE」のコンセプトからずれちゃうんでそれを封じたってことですね。どうせ装置の分解もできない、もしくはしてもよく分かんないオーパーツ、みたいな感じで落ち着くんだろうなぁ。

「呪術廻戦」

あ、これ口寄せされたの伏黒パパか。名字が婿入り前だから分かんなかったわ……。

「マッシュル」

本作がハリポタのパロディになってるのは周知の事実ですが、クィディッチまでパクらなくていいのに……全寮制の魔法学校と丸眼鏡で長い髭の校長先生ぐらいなら誤魔化しも効くけどクィディッチはかなり危険でしょ。ただ、そういう目線で読み返してみると左頬に描かれた偽の痣、これもハリーの稲妻型の傷のパロディなんだなと気付きます。最初は「Dr.STONEっぽい」なんて思ってましたが、かなり悪ノリしているのかもしれません。それともUSJつながりでお目こぼしして貰えるのか?

ところで「お前が権力をいつでも奮えるように、俺だっていつでもお前に暴力で対抗できる」というのは、別にマッシュのように筋力で最強でなかったとしてもたまには頼ってみるべきライフハックです。クソ上司とかクソ親とか、立場でパワープレーしてくる奴には「逮捕されようが何されようが、必ずお前に復讐する」というメッセージが効くはずです。筋力で勝てないとしても今日びやりようはあるわけで、たまにはそういう「無敵の人」になってみるのもいいですね。

「アンデッドアンラック」

自分は対象にできないなら30年前とか50年前とか言ってたのはなんだったのか……というか、「位置を固定する不変」と言っているのに実質ただの固形化能力でしかないのはどういうことなんですかね。浮遊も別の能力者の仕業だったし、本当に「位置を固定する」だけなら、日本刀でバリアを回転させることもできないし、そもそもバリアを引きずって歩くことも不可能なんだよな……高速で能力をオンオフして実質動かしてると思っていたけどそれも今回で否定されたし……ちょっと今シリーズはジーナさんの能力がガバガバで僕としては不満でしたね。

「レイヴン無頼」

最終回。後半は2話でやるにはちょっと重たい感じで大分駆け足でした。もう同じ内容で描けないかもしれないと思ったのか、描きたいことを詰めこみたかったのかもしれません。ただ、おかげで主人公が弟子入りしてから2週間ぐらいで師匠を超えた伝説の兄弟子を倒すという大分ありがたみの薄い展開になってしまいました。絵は綺麗ですが、ただでさえ年齢層の高そうな電子版限定連載でこの内容で人気取れる気は正直あんまりしないところです。

WM14

新連載はヒロユキ先生の「カノジョも彼女」公認二股かける「ネオ・ラブコメ」と銘打たれていますが、うーんそれ、今ヤンジャンで同じコンセプトの連載やってる! って感じですね。しかもあっちは二股とかケチなことはしない。百股である。ちょっと違うけどヤンマガでやってた「ハレ婚」も三股と言えば三股なんだよな。取りあえず会話用の画像は沢山手に入れられてオトクです。

「EDENS ZERO」

キャットリーパー、パッと見は時間遡行能力の類いに見えますが、それならそう言うとも思うんですよね。もうちょっと因果律がどうこうとか異次元との行き来がどうこうとかそういう能力なんじゃないかな。

ヒットマン

f:id:skyhorse:20200315212026p:plain

『ラブレター』の元ネタってポプテピピックだったのか(驚愕)

方言ラブコメは最近流行ってるし、瀬尾先生がポプテピ観てて思いついた可能性を真剣に疑ってますけど、いくらギャグ主体のラブコメだからってポプテピと同じ手法が果たして受け入れられるのだろうか……

「オリエント」

f:id:skyhorse:20200315212038p:plain

淡路島が大炎上したときに使ってください。

「死神サイ殺ゲーム」

指で相手のキープサイでも動かして役を下げるのかと思ったら違いましたね。耳は物理的にぶつぶつ呟いたり叫んだりしてかき消したのだろうか? ってそんな前回の「鼻」と同じやり方なわけないか……(フラグ)

WS14

双亡亭壊すべし

本当だか嘘だかよく分からないうちに凧葉と帰黒が2回死んでしまいましたが、ここまであっさりやられると全く信じる気がしなくなりますよね。逆に「ちょっとは信じてあげたほうがいいのかな?」って心配になるぐらいのレベル。

で、現状をどう解釈するかですが、幻術というのはちょっと大袈裟すぎる。泥努に幻術かけられるならもっと簡単に解決してますからね。ありがちなのは予知や予言ですが、絵画の中でおじいちゃんたちがトラウマを克服したことまで「予知」でなかったことにされたらそれはそれでかわいそうです。あれ、凧葉たちのヤラレシーンより気合入ってましたもんね。ということで、残るは「式神」説ということになりそうです。鬼離田姉妹がそこまで高精度な他人の人形を作れるか、という課題がありますが、ここで実は五頭応尽がまさかの味方として再登場、なんて展開を期待してみたいところです。流石に大穴の類いでしょうが……。

PING KONG」

f:id:skyhorse:20200323005803p:plain

NO GORILLAのときに使ってください。

……しかし、完全コピー能力の忍者がタクミをコピーしたあとに普通に会話しているってことは、実はタクミって喋れるんじゃ……

YJ14

新連載「暴ク者!」(波場章史)は、週刊少年漫画誌を愛していたら写真週刊誌に配属になってしまった女オタクの悲哀の物語……でいうわけでもないか。週刊誌の裏側って過酷なことは分かるんですが、結構イメージが固定化されてる(煙もくもくの編集部とか不精髭でゲスなおっさん記者とか)ので、女性主人公で今時の絵柄で熱血路線は中々新鮮です。ところで集英社で週刊誌と言われると週プレ週プレしかないと思うんですが、あれは「写真週刊誌」なのか……? まあ、「週刊論州」って明らかに文春の文字りだし、「チャンプ」はジャンプとチャンピオンの合挽きだしで、なるべく特定の出版社色がつかないようにしているんでしょう。ちなみにチャンピオンの発行元の秋田書店には週刊誌ありません。漫画雑誌でイエロージャーナリズムは極めてるから週刊誌は要らんのかもしれん

「スナックバス江」

>仕事はまじめでそつなくこなすが今一つ情熱の無い男やで?

それ、冴えない男じゃなくて少年マンガのラスボスの特徴じゃないですかーァッッ!!(本編で突っ込まれてなかったので一応突っ込んでおく)

ところで仕事をそつなくこなせる男は冴えない男なのか? こなせているなら冴えてるほうなんじゃ……(仕事ができない男並の感想)

「少年のアビス」

峰浪先生のダークサイドが止まらない。「初恋ゾンビ」しか読んだことないので、ここまでやってくれるのホント感動するんですよね。青江ナギがなんであんなに死に執着してるか気になるのよね……。きっとアイドル地獄篇がどこかで展開されるのでしょう。

地元の土建屋の中身が……というのは地方あるあるですね。正義感に満ちた少年だった幼馴染が闇堕ちした理由も納得いきました。ヤクザの息子が中学以降グレグレにグレるというのも地方あるあるなので。

「シャドーハウス」

最初の亡霊騒動、すっかり忘れてました。御披露目前の奴ですよね? あれと同一犯なのだとしたら、やはり年次の若い、すす能力が未熟なシャドーたちは容疑者から外れるかな。

ところですす病の治療もやっぱり「珈琲」と同様に「とにかく水を飲ませて吐かせる」なんですね。流石に何年もかけて飲み続けた「珈琲」の影響は完全には抜けないだろうけど、長期の胃洗浄を受けたら多少の変化はありそう(その間「珈琲」も飲めないしね)なので、退院後のローズマリーに少し期待したくなってきましたね。逆に言うと、犯人はそういう効果を期待していたのだろうか……?

「MoMo」

いかにも終わりそうな流れだったのに終わらなかったですねえ。なんというか、人間性を捨てたことで復讐はあっけなく遂げたが逆に憎しみも薄れただむなしさが残った……という引きなので、今後続くとしても蛇足どころかどんどん御子神が醜態を晒していくことになるんじゃないかという不安があります。いつの間にかロリコンと化してモモに執着するようになるとか。それだったら面白いからいいかもしれないけど。

モーニング14

新連載「リエゾン-こどものこころ診療所-(ヨンチャン)」。児童精神科の研修医が発達障害という、一話目にして「医者の不養生」を地で行くオチはちょっとびっくり。言われてみれば発達障害の特徴でしかない性格ですが、マンガ世界だし、一話だから強調して描かれるしなぁ……と見事なまでに叙述トリックにハマった形になりました。いやあ、でもこれこの後どうやって進めていくんですか? コンサータ飲みながら仕事続ける感じなのか、はたまた発達障害持ちでも心療内科医としてやっていけるものなのか。え、ていうか、じゃあ子どもの頃に優しくしてくれた先生も発達障害までは見抜けなかったヤブ医者……いや、それは当時の精神科の状況考えたら無理筋か。

真打の講談師が監修の読切「修羅場の人」(久世番子)が掲載されています。「修羅場」と書いて「ひらば」と読むんですね。講談師は三代目神田山陽しか知らない不勉強人間ですが(しかもこの人講談もうやってないし……)、知らないことが色々あって面白かったです。女所帯になっても名跡を継ぐのは数少ない男だけ……ってまさにガラスの天井って奴ですね。軍記モノとか人情モノとかが歴女みたいな感じで物語好きの女性にハマったのかね。落語にも怪談や人情モノはありますけど、架空の人物のことが多いですしね。落語とはどこで差がついたのか……笑点か? と一瞬思いましたけど、どうもテレビの前からジリジリと差はついていたっぽいんですよね。モーニング・ツーならこれからは読めるし、チェックしておきますかね。

「テロール教授の怪しい授業」

サイバーテロの目標値が10(2d8)……うーん、どうでしょうね? 10年前ぐらいまでなら、「はまちちゃん騒動」とかそれこそ「遠隔操作事件」、20年以上前だと「農水省オウムソング事件」なんてのもありましたし、結構使える手だと思うんですけど、今日び大企業のwebサイトを改竄するのは中々骨が折れる、少なくとも少し聞きかじったぐらいの知識じゃ難しいような気がしませんか? まあ、大学生という立場の利を使って何とかするのかもしれませんが。今時だとそうですね……まとめサイトとかバイラルメディアとかは狙い目なような気がします。直接ハッキングするだけでなくて自分で大量に作ってバズらせに行く。まあ、ちゃんと集客しようとするとお金かかっちゃうんで厳しいですが……ちなみに僕が考えたのは「自らドーナツショップにバイトテロを仕掛けて炎上し、ドーナツへの同情を誘う自作自演」ですね。我ながらつまらん解答だなぁ。

月マガ4

くろアゲハ

信愛めちゃカッコよさげにドヤってますけど、よく読んでみるとほぼ愛の告白にしかなってないのはちょっと面白い。「そんなモンでお前に焦がされたヤツらが本気で納得すると思ってンかァ!」って人事みたいな言い種ですけど、一番焦がされてるのは信愛本人なので「俺が納得しない」って言ってるのと同義だし。本物のリーク画像も「フェイクニュース」と言い張れば無効化できるってのは最近の流行りですが、コラかどうかは見る人が見れば分かるものが多いよね……。まあ、エイラを信じる回りの奴らが信じなければそれでいいので、条件は現実社会と一緒か。

さよなら私のクラマー

拙者、ペナルティエリア内で絶体絶命のときにレッドカードとPK覚悟で故意に誰も怪我しないようにファールしてプレーを止める選手マニアに候……

ところでルーレットで恩田が九谷を抜くシーンの動きがよく分かってないんですけど、あれは九谷が右から来たタイミングで右足でボールを引いて、九谷の後ろを回って右方向に抜いたってことですか? ルーレットってサッカー漫画では時々ありますけど(派手だからかな)今回初めてどういう動きをしているのか理解しました。思ったより派手に抜くんだな……