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漫画の感想とかをひたすら書いていくブログです。

週刊マンガ感想2020年13号(3/28-4/3)

ようやっと4月に入りました。いや、一応半分ぐらいはその週のうちに読み終わっとるんですが……文章書きつつマンガ読みつつってのはやっぱしんどいっすね。これが動画だったらと思うとyoutuberには頭上がりませんわ。

YM18

新連載「ブクロキックス」(松木いっか)はブラインドサッカーマンガ。主人公は全盲のあんまさん。元々サッカーをやっていて失明してからブラインドに移行……という話は聞いたことありますけど、先天性全盲でサッカー経験あるなんて中々珍しいような。ヒロインが韓国人だったり、サブの友人男性のウザさが濃かったり、色々と主題に関係ないところで主張が強いのがちょっと心配です。編集部としてはオリパラにぶつける予定だったんでしょうが、中止になってしまって予定が狂った側面もあるでしょう。しかし「レッドカード」を連載しておいて「これが令和のサッカー漫画だ。」なんてアオリよくつけるよ……車いすバスケは平成に爆誕してたぞ?

読切「許されざるもの~とろける極上牧場プリン~」(里中翔)。短いですが、学生生活のくだらない日常の雰囲気がよく出てます。「見せびらかすためやけど?」→完、のインパクトがあまりに強すぎて、最初本当にこれで終わりなのだと勘違いしていたらもう1ページあったのは面食らいましたが、「見せびらかすためやけど?」で終わるとサイコパスになってしまうので当然と言えば当然ですね。ちょっとサイコマンガを期待しすぎたか。

「首を斬らねば分かるまい」

愛之助、なんか急に強くなってないですか? 気のせい? あと沙夜さんですが、多分受刑者の苦痛を柔らげるためにアヘンを試すつもりなのだと予想します。

「雪女と蟹を食う」

北さん、元消防士? だから身体が筋肉だるまなんですね……。警備会社が防災もやってるとは知りませんでしたが、調べたらセコムのグループ会社に消火器メーカーがあったりしますね。

www.secom.co.jp

2.5万は普通の消火器と比べると高いように思いますが、使いやすいなら1台ぐらい買っておいてもいいかも。

WJ18

宮崎周平が読切「銀杏ガールズ」で現われました。約ネバスピンオフはもう終わったんかね? あと銀杏BOYZV系じゃないらしいです(未視聴)

約束のネバーランド

えー、ピーターも結局エマの手にかかればいい子ちゃんに早変り、か……。少年誌としては正しいんかもしれんけど、なんか釈然とせんなぁ……。

チェンソーマン」

今回の展開を素直に解釈すると、「師匠」が人形の悪魔の魔人だった、ということですよね?

サンタが読んでたドイツ語の手紙はこちらを参照。これが東ドイツからの指示書(ドイツ語なので)だとして、それを受けた人形の悪魔が行動に移した……のだとしたら、「師匠」は東ドイツの元で動いているということになる。本当に? それに、各国がチェンソーの確保に乗り出している中、ドイツだけがマキマ殺害を本路線としているのも違和感があります。もし、この手紙が「師匠」からサンタへの指示書なのだとしたら、ドイツ語なのは違和感があるけど、サンタと話してた兵隊も師匠の人形ということで、「師匠」の能力の広範さには震え上がりますが、マキマ殺害を悪魔が指示するという構図は保たれます。

一方で、ここに第三の解釈があって、それは「銃の悪魔が(東ドイツとサンタを経由して)人形の悪魔(=「師匠」)にマキマ殺害を指示した」という可能性です。これなら「師匠」が全ての手駒を駆使して殺害能力を手に入れた、つまり自分でマキマさんを手にかけようとすることが全て説明できるので気持ちいいです。これを本線で考えたいですね。

「アクタージュ」

この子完全に性癖歪んじゃう……ドギツイヤンデレ百合沼にハマって身動き取れなくなっちゃう……誰か助けてあげて……!!

「アンデッドアンラック」

これ、今さら気付いたんですが……このユニオンとかいう組織、SCP財団だわ。UMAとか否定者とか言ってますけど要するに完全にSCP。円卓の10人以外の否定者に対する人権無視の人体実験も財団なら当然。否定者が幹部っぽい扱い受けてるのは確かに少し違和感ですけど、財団のO-5だってほとんど情報ないからひょっとしたらSCPかもしれないもんね。というか、円卓のメンバーが自分でUMAや否定者の回収に向かわなくてはならないのなら、O-5は別にいる可能性が高いか。彼らはクレフ博士とかブライト博士みたいなポジションなのかもしれません。

WM18

マガポケからの出張掲載は「シュート! の世界にゴン中山が転生してしまった件」(外池達宏)の1話。ゴン、「シュート!」世代じゃないでしょ……どっちかって言ったら「キャプ翼」でしょ。よく協力してくれたなぁ。やっぱりゴンは人がいいというかなんというか……マンガの内容もゴンをトラックではねるだけじゃ飽き足らず、掛川高校の対戦相手として転生し続けるという狂気の内容。なんならもう掛川高校の面々もおちょくる。金田一の外伝「犯人たちの事件簿」を彷彿とさせるスピンオフです。講談社は過去の遺産をこうやって使いつくすことに決めたようですね……まあ、面白いからいいのか……。

「EDENS ZERO」

真島マンガをあんまり一生懸命考察してもしょうがないんですが、一応やっておきましょう。マスターノアの一連の発言はパラレルワールドの存在を強く意識させるものではありますが、もしキャットリーパーによってパラレルワールドが発生しているのならば、ノアもそれについてより明確に言及するでしょうし、キャットリーパーに気付いた経緯も「時の位置」ではなく「世界の位置」のような言い方になるでしょう。ということは、キャットリーパーはパラレルワールド転移型のタイムリープ能力ではないわけです。「29号世界」「30号世界」というのはあくまでノア主観の便宜的な言い方で、レベッカタイムリープするたびに「あ、今世界変わったわー」と考えている、ぐらいの話でしょう。世界は常に一つしかないものと思われます。

ゴッドアイの詳細とキャットリーパーの詳細な設定は推しはかるしかありませんが、ゴッドアイは「未来の人間の座標」も見ることができるのではないかと思われます。レベッカの30回目(今回)のタイムリープを「観察」するには、現時点から見た未来時空におけるレベッカを「観察」するしかないからです。実際、その瞬間におけるシキやドラッケンの位置を「観察」してレベッカが監禁されたことなどを推論した、とノア自身が言っています。もちろん「レベッカタイムリープした瞬間」はレベッカの主観からすると「過去」になるので、レベッカの過去の座標を遡ることで「未来」を観察できる、という考え方もあります。というか、真島先生的にはそのイメージでしょう。ただ、レベッカの覚醒はレベッカ主観で「過去」であるだけなので、ノア主観や世界座標から見ると基本的には「未来」の出来事です。レベッカ自身の座標はレベッカ主観では「過去」なので見られるとしても、他の人の(例えばドラッケンなどの)座標は時系列からすれば「未来」であり、主観的には発生していない事象ですから、ノアが座標を「観察」できるのなら、少なくとも「未来」が見える、としないと辻褄が合わないのです。

「未来視」以外の解釈としてパラレルワールド解釈がありえます。レベッカはキャットリーパーで「29号世界」から「30号世界」へ飛び移っただけで、「29号世界」は消失しておらず、ゆえに「30号世界」のノアからも観測可能、という解釈ですが、これは最初の考察により棄却されるため、やはりノアは未来が読めるのだ、と考えるよりありません。

さて、ゴッドアイはパッシブだと情報量が過大過ぎて常人には処理不可能な能力なので、基本は見たいところだけ見られる能力なのでしょう。未来の座標まで自動的に見える、ましてやレベッカが監禁されてシキが死ぬというのはレベッカタイムリープによって「起こらなくなった」未来なわけですから、こんなものいくつも見せられていたら(タイムリープ能力者なんてそうそういないとはいえ)日常生活を送ることすら困難なのではないでしょうか。しかしそうすると、レベッカタイムリープに気付いたときに、ノアは意識してレベッカが交通事故で死んだ瞬間を「観察」していたということになります。過去も未来も「観察」し放題の能力なので必ずしもその瞬間に見ていたわけではないにしろ、「10年前」と自分で言っているのだから、レベッカと面識がある前から彼女の座標を追い回していたことになります。ストーカーノア。

「カノジョも彼女」

ヤバイ子みたい!!

いや、みたいなんじゃなくて本当にヤバイんだよ……?

「死神サイ殺ゲーム」

ブコメ展開から今度は「革命」とか言い始めました。デスゲームしていたあの頃はなんだったのか、という感じですが、原作の門馬先生、「首を斬らねば~」でも原作なんですよね。あっちもあっちで何が本筋なのか分からない行き当たりばったりの展開なので、そういう脚本を書く人なんでしょう。読んでる側としては作品の方向性が掴めないのでは評価のしようがないですけど、最終的には面白ければそれでいいですからね。

WS18

「疑似ハーレム」(斎藤ゆう)はゲッサンからの出張掲載です。サンデーの真骨頂、ショートラブコメだ! と思ったら、なに、twitter絵師さんのリクルートかよ! と突っ込んでしまいそうになりますが、twitterの人気マンガの連載化は小学館がこれまで後塵を排してきたところ。フォロワーながら頑張っているということで、いい傾向かもしれません。一読者目線で言うと、やはりマガジンはスカウトが流行を捉えるのがうまい。ジャンプはネームバリューでやっていける。サンデーが何もなくて辛いと見えます。思えば裏サンデーも、散々デビューした後に立ち上がって、後発だからこそコミュニティとの共存共栄関係が重要ってことでネット民融和方針を掲げて色々苦労してましたよね。つくづくサンデーってそういうところなのかなと思います。

「ノケモノたちの夜」

次回巻頭カラー。いやはや、正直ここまで来るとは思っていませんでした。本作は一貫してタイトル通り、「表社会からはじき出された弱者」と「彼らを庇護する悪魔(=超強いけど社会からは隔絶した存在)」を併せて社会からの『ノケモノ』として描いてきました。悪魔は例えば裏社会の犯罪者集団や暴力団のアナロジー……などと社会派気取るつもりはありませんが、ファンタジーながら非常にオーソドクスにサンデースタイルを貫いている作品であることは明白です。もっとも、こうした湿っぽいマンガ近年とんと人気がなくてですね、なので本作の人気が(今のサンデーの中で、とはいえ)出たというのは非常に珍しいのです。今のサンデーで巻頭カラーがどういう位置付けなのか、というのは議論の余地はありますが、少なくとも悪い評価ではないのでしょう。

まあ人気出た理由を考えると、今はちょっとバトル展開に入っていますし、何より人気が出たのは間違いなくダイアナ編入ってからなので、ダイアナのおかげだろうな、というのは否めないんですが。ジャンプサバイバルレースの鉄板対策である「バトル」と「新キャラ」が有効であることがまた実証されてしまいました。ダイアナのどこに人気要素があるのか、というのはもう少し突っ込んで考えられる話だと思いますが、あまり時間もないので今回は置いておきます。

今後ですが、このままずるずると悪魔バトル魔法少女モノにシフトチェンジしていってくれてもこっちとしてはそれはそれで全然構わんのですが、作者的に、サンデー的にはどうなんだろう。ポストマギ(というには小粒過ぎるが……)と思えば堂々たるものだと思いますが。

「嘘月」

「今夜は絶対月を見てくれ!」って、いくら好きな人からのLINEでも忘れちゃいませんかね。いや、でも高校生なら寝る前に好きな人のことを何度も反芻して寝れなくて、LINEのトーク眺めて、「そういえば、なんで月?」って思ったら空を見やるぐらいのことはするか。となると後は天気(=作者の裁量)次第ですね。

にしても、柏木さんをけしかけるだけならわざわざ「誘惑」を使わせなくてもいいんだよな。まあ、使わせることのほうがメインで、そっちはオマケなのでしょうが……性格わる。

「洗脳執事」

巻きに入った雰囲気が明らかに。同期の「嘘月」とは随分と差がついてしまいました(もう一つの同期だった「KING PONG」はもう終わりましたが)。期待の意味でずっと注目してきましたが、贔屓目に見てもやはり、「どういう気持ちになって読めばいいのか」というところが掴めないのが厳しいなと感じてしまいます。まあ、まだ終わったわけではないんで、今後の挽回に期待します。テコ入れの基本は1にも2にも「キャラ」ですが、巻きに入ってしまうと新キャラはちょっと望み薄いか。

YJ18

読切「ゾンビワールド・ミリオネア」(手前野ようた)はゾンビ・ パンデミックもの。これ原稿描きはじめ2月ぐらいじゃないの……挑戦的ですね。内容はオーソドクスなゾンビものに近いです。「薬のために賞金稼ぎ」はちょっと新しいかもしれんが。テーマはYJの永遠の主題「自由のための闘争」(これWJでも同じこと言った)。全体的に少年マンガっぽさを感じるような気もしますが、「YJは少年誌なのでは?」と言われるとあながち否定できないところもある……。

「オーライ!」

今週号、ちょっとすごい……。なんというか、どうやってこの回を読んだらいいのか分からない。ギャグ回? というにはストーリー的に重要なキャラクターが登場しすぎだし。ただでさえ「なぜ人が無駄な努力をするか知りたいから無駄な努力をします!」というややこしい動機持ちのヨハンと「一度挫折したけどなんか理由があって復活して再挑戦することにした」というこれまた感情移入し辛いビローさんなのに、ここへ来て視点を新キャラにビュンビュン振り回すし。あの女の子は何者なのよ、あの新聞記者はなんなのよと。わざわざ意味深なカットを入れた後にメッセンジャーガールをさせたんだから作者的にメインで使いたいという意図は分かるけれど、一週間でここまで視点がフラフラされると流石に困るぞ。

「可愛そうにね、元気くん」

うーん、やっぱり分からない。分かるのは元気くんが八千緑さんの同人を描いているとき、竿役(って言っていいのか?)ではなくて八千緑さんに感情移入して描いていたんだなということです。それを一瞬で見抜いた鷺沢さんはすごい嗅覚ですが、先生のMと元気くんのMの違いがやっぱりどうしても分からない。いや、分かるような気もするんだけど言語化できる概念として掴まえられない。誰か教えてください。

「少年のアビス」

こっちは分かりやすい。ナギの絶望の真因は今回のそれだけとは思いませんが、令くん一人の心情変化に沿っているから分かりやすいですね。分からないのは終盤玄の表情。ヒーローからいじめっ子に豹変した頬に傷ある少年の絶望の存在は容易に思い至りますが、もし幼馴染に特別な感情を持っているのだとしたら、これまでの言動に色んな綾がついてややこしいことになる。でも、そういうの峰浪先生の得意分野ですからね。

モーニング18

新連載「スインギンドラゴンタイガーブギ」(灰田高鴻)ジャズ大河ドラマ。作中曲はミルス・ブラザーの「タイガー・ラグ」です。

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まあ僕からすると甲子園秋田県代表のチャンステーマとしての方が馴染み深いですが……

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こうして聞いてみるとまるで別物ですね。まあ、ジャズはアレンジによって全然変わりますし、ボーカルアレンジとブラスバンドアレンジでは注目するところも当然変わってくるでしょうけど。ちなみに大元のナンバー(The Original Dixieland Jazz Band)に一番近いのは秋田商業の奴だと思います。

内容の方、全然書いてないですが普通に面白いです。舞台はちょっともの珍しいけれどオーソドクスなガール・ミーツ・ボーイ(?)。モーニングの新連載では久々に期待しているかも。

「紛争でしたら八田まで」

ボルシチってウクライナ料理なんですね……。全然知らなかった。ウクライナ人からすると「味噌汁って韓国料理だよね?」と言われている感じなのでしょうか。それとも「いや、あれは日本拉麺であって中国拉面じゃないから」って感じなのか。