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漫画の感想とかをひたすら書いていくブログです。

週刊マンガ感想2020年24号(6/13-6/19)

WJ28

新連載第一段は矢吹健太朗先生の「あやかしトライアングル」です。読む前からTSクラスタが完全に祭になってて凄まじいネタバレ食らってしまい辟易した……。一応ラブコメにオカルト異能バトルをふり掛けたような設定の本作ですが、まだ導入段階と言え、正直どの方向に転んでもおかしくはありません。女体化TSモノと言えば誰も避けては通れない「らんま1/2」という名作が君臨していますが、祭里が男に簡単に戻れるようになりそうな気配はあまり感じられないので、流石に今回はパクリなどと中傷を受けることはないでしょう。個人的には性反転の紋? がヘソ周辺にぐるっとあるのがよかったと思いました。矢吹先生こういうツボをナチュラルに押してくるからすごい。

約束のネバーランド

最終回。終わりましたね。個人的な印象を言わせてもらえば、急転直下、という印象です。確かに本作のテーマは「運命に抗え」なので、「二度と会えない」と運命が言うならば、それに抗い、打ち勝ってこそ、一貫したテーマになります。壁をぶち壊した先に新しい壁があったらそれもぶち壊せばいい。それはそうなんですが、なんというか、1番目の壁と比較して2番目の壁が弱くない? というのが素朴な疑問としてあります。というか、意図的に弱くしてあるようにすら感じるわけですよ。先週も言った通り、もし本当に家族と過ごす未来を確実に奪いたいなら、レイ達からもエマの記憶だけ奪うのが確実です。エマの姿かたちを変えてしまったりも有効ですね。でも、結局のところ、一番気になるのは「エマと家族の再会」の実際の難易度どうこうじゃなくて、1話ちょいであっさりと運命を覆したレイたちへの違和感なんですよね。対運命第2ラウンド、やるならやるで、1クールなり2クールなりそれなりの描写をかけて、運命の格をあんまり落としてほしくなかったなというのが正直な気持ちです。3話でやっつけるぐらいなら、「代償、本当にゼロだったんだ! わーい!」で3話前に終わったほうがマシでしたよ。個人的な好みではね。

連載枠はこれで2out。予想としては、これでout枠はおしまい(残りは休載ローテ枠と巻末ギャグ枠)が本命ですね。終わるとしたら『魔女の守人』か『ミタマセキュ霊ティ』のどちらかという感じですが、展開を見るに可能性は低めか。

チェンソーマン」

銃のなくなった世界……いや銃はなくなったけど全然なくなってない世界……未来の悪魔の予言とこれまでに執拗にデンジ(チェンソーの悪魔の心臓)が悪魔の標的となっていたことを考えると、デンジが狙われていたのは「銃の悪魔の脅威になるから」「銃の悪魔が求めているから」ではなくて、「チェンソーの悪魔が暴君となることを恐れていたから」、もしくは……「マキマさんが銃の悪魔とチェンソーの悪魔を使役することで暴君と化すから」ですか。銃の悪魔の謎があまりにもあっさりと明かされてしまったので、話の核心がほぼほぼマキマさんの謎に集約されてしまいました。それだけ身内ながら一番怪しい存在ですが(大体なぜ銃の悪魔の正体をずっと隠していたんだ)、人形の悪魔みたいな例もあるので、どんな正体でも全然驚きはないですね。実はマキマさんは銃の悪魔で今週話してた内容は全部ウソとかでも驚かない。それぐらい信用ならないですねもはや。

どうでもいいけど、国家が保持してる銃の悪魔63%のうち、中ソで39%って国家バランス悪すぎません? ソ連はともかく、中国で11%あるなら、NATO国で合わせて5~10%ぐらいは持っててもいいような。

「タイムパラドクスゴーストライター

出ましたね、「キャラに魂がこもってない!」 まあそういうんならそうなんでしょう。それよりも気になるのはその上にあるコマ。

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見れるの!? 見せられるの!? もう(リメイクする意味)ないじゃん……原作を読ませろ(原作至上主義者並の感想)。

キャラの魂の話すると、アイノイツキの笑顔がどうもウソくさくて敵いません。いかにも、作者の都合のままに動いているキャラクターっぽいというか。だって学校行かずに引き篭って数年間温めてたマンガの構想だぞ? いくら相手のもの(まあ未来の自分のものですが)のレベルが高いからってあんなにさわやかに諦められるものかね? まあ、個人の主観に過ぎないのですが……

「呪術廻戦」

「本能のままに」……? なんだ、理性はないのか。じゃあ裏切りとかややこしいことは考えなくてよくて、脱出したら4人でパパを退治して終了ですね。にしても伏黒、パパと面識ないのか……そりゃそうか。物心つく前に死んだ親父の顔なんて。

YM29

新連載は「レモンエロウ」(古町)。ザ・ヤンマガという触れ込みの下ネタ系ギャグコメディ。確かにヤンマガらしいと言えばらしいですが、他誌にもないわけではないよな……。『暴走処女』しかり『監獄学園』しかり、下ネタ系統ではエロ系によって絵とエロで釣るパターンが比較的多いと思いますが、本作は初回の時点ではエロによるフックは確認されず。流行りの絵柄でないからか。流石にずっと真面目なトーンを維持するとは考えづらく(もしそうなら『有害都市』路線ですが)、控え目に見てもシュールギャル路線を歩むことは間違いない。となると、イメージとしては『デトロイト・メタル・シティ』が近いのかな……? もちろん2話以降平然とエロを載せる可能性もありますが。ヤンマガ編集部はエロは載せれば載せるほどいいと思っている節があるし。

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クパァじゃあないんだよクパァじゃあ。

ちばてつや賞受賞作の読切「DESERVE TO LIVE」(わらいガため)いのち、大事に。ストーリーは普通かもしれませんが、戦闘シーンのテンポのよいコマ割りの小気味良さにセンスを感じました。ナイフで枝の飛び道具をガガガガッとやるシーンとか、いいですね。絵は流行りの感じとは違いますが充分綺麗です。講談社的には「伸びしろがある」って感じかもしれませんが。

アルキメデスの大戦」

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ないんかい。特に理由がない人に説得されて掌返しちゃう人たち……。もうやだこの国

「新・信長公記

本誌最終回。……は? マジ? ヤンマガ読者の目は節穴か? ノブナガくんがいなくなったら本誌で読むマンガが『パラレルパラダイス』と『ギャルと恐竜』しかなくなっちゃうだろ!!!!!!!!

WM29

「ゴッ輝」がコロナ特別編を今週から4号連続掲載。その名も「ゴッドハンド輝~沈黙のコロナ2020~」 見た瞬間に変な声出そうになった。お前外科医だろ……と作中でもツッコまれていましたが、なんだかんだ言って過去に患者をオペした外科医に防護服を着せて看取らせるためだけに病室に通しちゃったからなぁ……。もちろんお話の都合というだけなのでしょうし、こんなところでヘイト稼いだり炎上したりするのもアホらしいですが、かなり不安な1話目であったことは確かです。まあ、どう描いてもどうせ炎上するんだ的割り切りも必要かもな……。もしかして「ゴッ輝」が選ばれたのって、むしろ炎上耐性を加味してのことか???

読切「雑学好きの雑賀さん」(サクマ)6ページのショートラブコメ。『XEVEC』の代原的存在。あくびをしたあとの涙目かわいい、けど、涙目のかわいさに目覚めてしまうと、容易にソフトリョナや腹パンに繋がりうるんだよな……気をつけなければ。

「EDENS ZERO」

こいつ…オレの記憶を…自分の中に落とした!!?

まさか…!!!! キャットの記憶は…こいつの重力に引きよせられ…この世界に落ちてきた!!?

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この宇宙の法則を決めるのはヒロ先生ですから私は文句を言う立場にありません。ありませんが……

……

「カノジョも彼女」

彼女たくさんいる界ってなに……編集の一存で新たな世界を勝手に作らないで欲しいよ……

WS29

古見さんは、コミュ症です。

ボクというものがありながら絶世の美女や黒ギャルやムキムキの男に囲まれてウハウハですよこいつは。

改めて言語化されてみると只野、やはり許せねえ……

「龍と苺」

「私、女子供とはケンカしたくない。」

リアルに「はあ?」って声出た。苺、お前そういう世間の偏見と戦うためにこの場にいるんじゃないのかよ。ここの言い回しが冒頭で月子に負けた相手のセリフと全く同じなのはわざとでしょうが、どういう意図なんでしょう。内面化した内なる偏見とも戦えってことなのか? じゃあ苺、お前、負けるのか?

名探偵コナン 警察学校編」

これ、今さらですけど、時代考証適当ですよね……コナンの連載開始当時はまだスマホどころか3Gケータイもなかったのに、伊達さん松田さんが普通にスマホ持ってたりするし……あとお店の人が顧客の個人情報に厳しくなったのって2000年代入ってからの個人情報保護の流れを受けてからだと思うんですよね(個人情報保護法の成立は2003年)。ま、コナンがこういうの適当なのはいつものことですが……。

「葬送のフリーレン」

フリーレン、皆に愛されすぎだよなー。なんか段々腹立ってきた。こんなに全員から全方位で愛されて構ってもらっているのに、その愛の大きさにも気付かず澄ました顔で、まるで余計なお世話だと言わんばかりの態度……ネコやな。飼いネコ。

「イケ田くん」

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良いときに使ってください。

YJ29

新連載「スタンドUPスタート」(福田秀)ベンチャー起業をテーマにしたビジネスもの。作者は『ドロ刑』の福田先生。主人公はくたびれたおっさんの隠された「資産」に投資するエンジェル投資家。福田先生らしい悪い奴の存在しない食味のよい人間ものがたりが読めそう。

「君のことが大大大大大好きな100人の彼女」

最後まで抵抗して善行に努めた静ちゃんだけが拝めて他の人は拝めず説教って、ある意味で完全な因果応報オチだ。普通と言えば普通だけれど、最近じゃ珍しいような展開で逆に新鮮。

ウマ娘

同様の考察をしてる人が何人もいますが、レースデビュー同期となったフジマサマーチは、オグリの笠松時代のライバルと言えるマーチトウショウがモデルっぽい。オグリはデビューレースでは実際にも出遅れあり、マーチに負けての2着です。ライバルとはいえこの後の活躍の差を見ると優劣は明らかですから、オグリ以外の実在の馬名を使うことは憚られたのでしょうか。それを言うとそもそもオグリの名前を使うこと自体が大きく揉めそうですが……。馬名の無断使用についてはテクモのゲーム「ギャロップレーサー」とアスキーのゲーム「ダービースタリオン」が馬主から訴えられた時の判例があり、最高裁にて競走馬の名前にはパブリシティ権は認められない(=無断使用しても差し支えない)となっていることから、そもそも原作からして法的な権利関係には問題ないと言えます。読者目線の存在である狂言回しのベルノライトがオリジナルでモデルなしなのは自然ですが……、やはり原作ゲーム(まだサービスインしてないけど)に登場する馬名だけを使うという前提でマンガが作られているのかもしれません。本作の原作(ストーリー)もアニメ版のプロデューサーと構成作家がクレジットされていますし、ゲームはおそらく中央競馬の名馬がメインでしょうから。逆に言うと、「アニメであまりフィーチャーされなかった(しなかった)」「地方から中央へ転身し成功を収めたシンデレラストーリーが青年誌マンガに合う」といった要素が考慮されて、数ある名馬の中からオグリが本作の主人公に抜擢された可能性が高いと言えます。まあ、マンガで史実ベースにやるかは分かりませんけどね。転身までしたのに登録してなくてクラシック走れなかった問題は話の起伏としてはいいけどマンガ映えは地味だし、その後の苦節とラストの有馬記念はマンガとしては映えるけどその後引退しちゃうので、まだサービスインしてないゲームのメディアミックスとしてはどうなんだっていう問題があります。

「可愛そうにね、元気くん」

八千緑さんはマゾではなかった。いやどちらかというと、精神的にマゾ(被所有欲求、被消費欲求)なのであって肉体的にはマゾ(被虐趣味)ではなかった。なにを言っているんだコイツ。じゃあ「七ちゃん」は、奴隷じゃなくて、ご主人様にならないといけなかったんですね。もっというと、別に殴らなくても元気くんは八千緑さんとの関係を継続できた。八千緑さんが求めていたのは、「元気くんから必要としてもらうこと」なので、殴ることを誘ったのは、その為の1手段でしかなかった。よし、元気くん、今から八千緑さんに殴られに行こう!

モーニング29

コウノトリ』の鈴ノ木ユウ先生がちばてつや賞を受賞した頃のことを回顧した短い紹介読切が載ってまして、中々面白かったです。週刊連載って本当に死ぬほど激務なんですね……。

「ハコヅメ」

猿渡署長、最悪のタイミングでの手癖の出し方だな……! そりゃ自分が死に関わった友人の息子に抱くのが良感情ばかりじゃないのはそうだろうけども……

「望郷太郎」

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自暴自棄ではなく死ぬのが少し怖くなくなったときに使ってください。

元財閥の御曹司の「レジャーなら強い」という言葉ほど心強いものはない。このマンガの中で一番心強いセリフかもしれん。

マガジンエッジ8

単行本発売記念で、「全部失っても、君だけは」(ふせでぃ)の1話がPalcyより出張掲載されております。好きな人の恋人になるためにアイドルになった少女(?)の物語。主人公のゆるふわっぷりと恋愛脳っぷりが少女マンガらしいというか「今時の女子学生」感(本当の今時の女子学生ではなく、一般人の脳内にある「今時の女子学生」っぽいということ)がよく出ているというか……。

「女帝げぇむ」は出張掲載3話目。なんかあっさりクリアしてしまいました。主人公がシリーズごとに代わるオムニバス形式なのか?

「SHARMAN KING THE SUPER STAR」

武井先生、絵めっちゃ荒れてません? 月刊でも信仰進行厳しいのか……。アニメ化記念巻頭カラーはfeating.『仏ゾーン』。懐かしい……ガンダーラのサティが『仏ゾーン』のサチだというのは公然の秘密ではありましたけど、マンガ本編ではっきりと語られたのは初めてなような気もします。魂原色図鑑やマンタリテは確認してないですが。センジュくんがここまではっきり出てきたってことは今後地蔵くんも誰かの持霊として登場することもあるんでしょうか。ていうか、イルミナティユダヤ系と言いつつなんか信仰とは無関係っぽいからいいとして、テンプラ騎士団ってテンプル騎士団の文字りだからキリスト教系だと思うんだけど仏教と手を組んでいいのかしら。むしろ仏教の人はYHVHとか言われてもOKなん?

「左手のための二重奏」

本当に左手だけしか使わないですね。最初の方は片手だけなのもあるのか音も控えめ

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黒い手袋、あれ「灯の手が見えてる」って表現だったんですね。なんか厨二病患っていて本気のときは手袋をはめる人なのかと思ってた。

「くにはちぶ」

「無視法で政敵を排除してやることでようやく実現できた与野党一枚岩の政権だ」

「無視法など何の意味もない法だが使いようで誰でも逮捕粛正できる法になる」

くにはちの存在意義に言及しているのを読んだのは初めてですね。この理由はあからさま過ぎるので表向きの理由が別にあるはずだと思いますが、それは序盤で説明があったのかな。途中からしか読んでないから分からん。現状としては警察権の恣意的な運用のために使われている……のだとしたら、なんでたんぽぽ(どこにでもいそうな女子高生)が選ばれてんのって話にはなりますが。そりゃメタ的に言えば無視によるいじめの実態を告発したものなので 普通の学生が主人公であってしかるべきですが。

「エルフデッキと戦場暮らし」

最終回。凄い勢いで巻いて終わりました。『マズ飯~』の方、出張版しか読んだことないんですが、それと比較する限りではかなり異質というか、同じ読者層やファンを訴求するのには無理があったかな……と思いました。いじめで世界を憎み歪んで、転生先でブチ切れバーサーカーとして暴れ回る、っていうのはキャラクターデザインとして王道ではないにしろアリだし、ちゃんと作れば読者もついてくるとは思うんですが、なんていうか、組み合わせというか、食い合わせというか、悪かったんでしょうね。あんまり大風呂敷を広げずにPWとして細々やっていくぐらいでも良かったのかもしれません。カードゲーマーってパワー大好きというより最適化大好きという感じなので、目標と最短ルートさえ整っていればなんでも受容してくれそうだし。