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漫画の感想とかをひたすら書いていくブログです。

週刊マンガ感想2020年27号(7/4-7/10)

サンデーは合併号後なので当然休刊。

WJ31

ラス1の新連載は「僕とロボコ」(宮崎周平)。定期的に読切で本誌に登場していた宮崎先生が、増刊の『お約束のネバーランド』を経て連載で本誌凱旋です。実は、はっきり言ってしまうと読切時代の宮崎先生のギャグはあんまり僕好みじゃなかったんですよね……。『お約束の~』は本誌出張版しか読んだことないんですが、原作ありきゆえかかなりマイルドになっていて驚いた記憶があります。本作もそのマイルド路線の延長に位置しているというのが第一印象。ドラえもんのパロディ風がベースなのも、そういう効果を狙ってのものか?

SQから「ド級編隊エグゼロス」(きただりょうま)が出張掲載です。アニメ化おめでとうございます。なんというか……正体が隠されている感半端ないですね。こんな大人しいマンガじゃなかったと思うんだけど……これが本誌と増刊の差って奴なのか?(SQは増刊じゃない)

ONE PIECE

なんだこりゃ。「自称:光月おでん」じゃないだろ。どっちかっていうと「自称:光月おでんの意志を継ぐ者」だろ。なんでそこで男になる必要があったのかよく分かんないけど……ヤマトとモモが対面したらどうなるんだ? 「息子よ~~~~!!!!」ってなるのか? いやいやまさか……でも、「誰もいないんだから僕が継がなくちゃ!」っていうモチベーションなのに正統な後継者が現われたらアイデンティティが崩壊しちゃうよね? 最悪ワノ国編のラスボスがヤマトまでありそうですねーこれ。

「灼熱のニライカナイ

姉ヶ島——…

人口1800人

小笠原諸島に浮かぶ離島

東京最南端にして日本一署員が少ない警察署がある

設定上は小笠原確定。現実に東京最南端かつ日本一署員の少ない警察署は先週にも書きました通り、小笠原諸島の父島にある小笠原警察署です。ちなみに父島の人口は約2100人。名前が似ている青ヶ島は約700人。

「破壊神マグちゃん」

twitterでマグちゃんとニライカナイが(海沿いの人外コメディという路線で)被ってると言っている人がいましたが、どっちかというと『森林王者モリキング』との被りの方が気になるんだよな……人外が暴れる、人外と一緒に暮らす、人外が増えるという流れで見ても、全体としてツッコミ不在のまま話が大きくなるという方向性としても、読者を食いあってそうなんだよな……上木先生もなにも長谷川先生と張り合わなくたって……という感じだ(まあ生き残るためには誰かとは張り合わないといけないんだが)。

精神支配の邪神が登場したのは悪堕ち二次創作的には大朗報。ここまで御膳立てされると、単独でも美味しいけど同期繋がりや雑誌繋がりで他の連載に出張してもらう妄想も捗る。ただ経験上こういう美味しさが序盤から発生したマンガって打ち切りまっしぐらの傾向が強いんだよね……『レディ・ジャスティス』とかさ……。

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破滅使徒血盟の書があったときに使ってください。多分思春期過ぎた人にとってはリアルに破滅の書。

「呪術廻戦」

パパ、まさか自殺するとは……。「二回目の自死」と柱にありましたが、一回目も自殺だなんて忘れてましたよ、てか思い出せない。五条先生に殺されたんじゃなかったっけ? 死に場所を探してて五条先生を怒らせて本気にしたら殺してくれるかも、みたいな感じの流れはそういえばあったかもしれない。息子にも大して興味ないようなふりをしてた割に、正気には戻るわ自分の姓を名乗られて喜ぶわ自分の手で殺さないために自分で死ぬわ、完全に息子ラブですやん。パパも人間だったんだね……息子には自分がパパだって名乗らずに死んでいくのもエモ。

「タイムパラドクスゴーストライター

もう何がしたいのかよく分からなくなってますが、唐突なロト6だけは笑ってしまいました。まずなんでわざわざ借金してまで資金繰りしてるのかよく分からない。「何かの方法で返す」って、絶対に具体的なやり方はなにも思いついてないですよね? 『ホワイトナイト』が人気マンガになることを分かっている上で、「売れっ子作家」になった自分が『ホワイトナイト』以外の仕事が出来ると思ってるのか? 無理ですよね? よしんば『ホワイトナイト』終了後に自分の作品で稼いで返そうにも、佐々木くんのナイーブさからして「この作品が成功したのも、僕に『ホワイトナイト』の作者としての知名度があるからなんだ……」って考えて結局使えないの目に見えてますよね? で、自分が借金で首が回らなくなって『ホワイトナイト』の執筆が続けられなくなったらどうすんの? 返せない借金とはいえ、帳簿上は『ホワイトナイト』の印税ががっぽりあるから、結局強制差押されるだけですよね? じゃあ最初から「運転資金」として手をつけるべきなんだよな。借金で賄う意味がない。佐々木くんほんとに愛すべきバカだな。

でもって、愛すべきバカなのは未来の人もですよね。なんで『ホワイトナイト』の印税を使わないで借金してる奴がロト6は使ってくれると思うんだ? 「このロト6の当選金は僕が買わなかったら他の誰かの手に渡るはずだった当選金……使えない!」ってなるに決まってますよね? 30秒考えたら分かるでしょう。このアホっぷりはアイノイツキ本人か佐々木本人のどっちかですね。間違いない。

……という前提で読んでいるのですが、もし来週以降佐々木が相応の説明なくロト6の金で借金を返済したら心底原作者に幻滅します。もう大分幻滅域に来てますが、僕の中ではここが最後の砦です。

チェンソーマン」

アキくんがナレ死しててまた爆笑しました。扱いがメインキャラのそれじゃない。

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銃の悪魔の能力が変に偏ったり条件がついたりしてるのは、もしかして肉体が完全でないことに起因してるんでしょうか。

「ぼくは勉強ができない」

フったのか! いや、確かに文乃ルートなんでフらないといけないんですけども。っていうかこの驚き方は違いました。まさか文乃ルートでもちゃんと告白していたとは……。うるかが告白できなくてそのまま流れて文乃がさらっていくパターンかと思っていたので。そうか……うるかの告白が失敗する世界線もあるんだ……なんかショックだ。幼馴染は告白できないのが唯一にして最大の敗北パターンで、告白さえしてしまえば必勝だとずっと思っていたので……。

YM32

ヤンマガ40周年の記念企画第一弾ということで、柳内大樹先生が読切「ボクの青春ヤングマガジン」を寄せています。……ってこれ、新連載の宣伝じゃねぇか……。『SEVEN☆STAR MEN SOUL』ってそういやヤンマガ掲載だったっけ? 第三部……JTってなんだよ。メンソールはまだ可愛げのあるタイトルだったけど、JTって……メーカーじゃん……

「レモンエロウ」

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だから「クパァ」じゃあないんだよ「クパァ」じゃあ。しかし「新作」が「届く」とはどういうことなのでしょう。稲井が売人の元締めで、それとは別に非合法フィルムを作って供給する組織があるということになりますけど、そうだとすると「天使愛の新作を持っている」のは稲井じゃなくてその組織ですよね? クリポリス程度じゃ供給元の全容は分かってないってことか。

「契れない人」

最終回。ある意味で非常にヤンマガらしいマンガでした。僕自身はこういうマンガはあんまり好きじゃないのは事実なんですが、ヤンマガでこうしたマンガを受け入れる余地が少なくなってきているというのは単純に読者層の減少や保守化を意味しているようで不安はあります。いわばヤンマガにおける「弱者賛歌」とも言えた本作。その灯火が消える日がくるのでしょうか。とまれ、お疲れ様でした。

「ボーイズ・ラン・ザ・ライオット」

この話だけでいうと、翼のトランスジェンダー宣言はウソってことになるけど……それはかなり重罪だなぁ……。現実であったとしてもYouTuber人生普通に終わるレベルの不祥事なのに、こんなちょっと青臭い発言に当てられたぐらいで凹む人がするようなことだとは思えないな……。なんか裏がありそうな気がしますね。自罰的な奴か、炎上狙いでわざとやっているか……。そういう汚い? 手法を使ってでも売れてやる! というスタンスに嫌気が差している……みたいな感じなのかな。

「GOD OF DOG」

ふと思ったのですが、本連載のアオリや柱、『ザ・ファブル』のそれに酷似しているような。同じ編集さんなのか、やくざ物の最近のヒット作にあやかって真似しているのか。前者だとしたら、あの変なテンションのアオリは編集の個性に過ぎなかったんだな……そう思うとちょっと残念? な気持ちが。

WM32

「彼女、お借りします。」

『もののて』の時もそうなんですけど、宮島先生って悲劇が好きですよね。頑張る主人公を理不尽にいじめるのをよくやる。『AKB49』だと原作を秋元康(元麻布ファクトリー)が握ってたというのもあるのか、逆境に次ぐ逆境はあったけれど、最後にはそれを全部ひっくり返すような最高のフィナーレが待っている! という感じの流れが多かったと思いますが、他の宮島単独作では、「努力が100%報われるなんてあり得ない。現実はいつも理不尽。……でも、やってきたことは無駄にはならない」というスタンスで、救済の幅が小さめに設定されていることが多いように思います。まあ、それ自体は作者の味というか個性であって僕としても好きなんですが、流石にこのタイミングでこれはちょっと水原が気の毒に感じてしまいました。可愛そうというか、気の毒。

「世が夜なら!」

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ちんちん亭構文を少年誌に載せるのはよせ! いやよく見ると違うからセーフか……?

「トーキョーバベル」

化学が存在意義の少女が「炎を援護する!」って息まいて出してきたのが「O2」はちょっと笑ってしまった。中学生かよ。『Dr.STONE』と方向性が真逆過ぎて逆に面白いですね。読者層を中学生に想定してるならこれぐらいでいい……のか? 鳳が死んだということは近々鳳が「天使」になってやってくるということでもあるので、ボマー天使に恐れをなすひばりさんを妄想しながら今後も楽しんでいきたいと思います。

「XEVEC」

展開としては、「すごいいい話」なんですが……

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この綺麗な男子学生、誰? あの典型的オバカドラ息子の秀徳ちゃんはどこにいったの……

パパを信じてついてきたって? 信じていたらこんなことしても正しいと思い込めてしまうものなんだね……

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ところで今回秀徳の画像ソースを漁っていたところ、某所で気になる話を見つけました。曰く、本作の原型となる作品が10年近く前に発表されていたとか……これなんですが。全然知りませんでしたね……マガジンもとんでもないマンガ家拾ってきたもんだな……気付かない僕は人のこと言えないですが……。

いや、過去の悪行があるからって再挑戦が許されないとは思わないですよ。一応謝罪して大賞剥奪されて、それなりの制裁も受けたわけですし。ただ、パクリを糾弾された作品を(設定を色々変えているにせよ)焼き直して持ってくるってのは、なんというか相当……すごい。よほど思い入れがあったのだろうか。

不滅のあなたへ

フシが生き返らせたでもなく、フシが成り変わっているでもなく生き返っている、わけですか。フシと同じ能力を持った存在がいるのか、あるいはやはり、「ノッカー」が関係していたり?

YJ32

読切「義時英雄譚」(山ノ内涼太郎)まあ、歴史物、といいますか……あれですね、『水戸黄門』とか『暴れん坊将軍』の路線。北条義時と言えば鎌倉幕府の2代目執権であり、承久の乱の当事者ですから、善玉として扱われるのはちと新鮮ですね。

「スタンドUPスタート」

三菱三ツ星重工の御曹司!! 現実の三菱系の企業って、MHIに限らず創業家はとっくに経営の第一線は退いていて、血統的な世襲というよりも組織の中での経歴とか忠誠心とかによって選ばれるようなイメージなので、なんというかファンタジー世界って感じですが。MHIはまだ造船事業手放してないしね。もっとも造船業界は本当にヤバいのでどうなるか分かりませんが……。しかし財閥御曹司がエンジェル投資家って書くと、なんだか身も蓋もないですね。

「Good Job」

本宮先生の真骨頂みたいな流しの親方が登場して「やっとるな~!」という感じでしたが、逮捕されてしまいこの有り様です。

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このまま終わってしまうんじゃ悲しすぎるけど、まだあと2話残されてるから……!

「オーライ!」

ヨハンがサード守ってる以上、2塁を回られたら3塁はフリーというのは覚悟の上でしょう。むしろ、長打になるならショートはカットマンや2塁には入らずに3塁のベースカバーに入るほうがいいんじゃないかな。流石に露骨すぎ?

モーニング32

読切「スタンドバイミー」(松本勇気)死んだ猫が飼い主に会いに行くハートフルストーリー。(あんまりこれという感想は)ないんですけど、小さな子どもがちょっと目を離したすきにいなくなるってのはよくよく聞く話で、それもこうやって猫の幽霊とかが憑依して起こしてるのかな、それなら許せたりとか……するわけないよなと思いました。親からしたら地獄すぎるし何が理由でも許せるわけないもんね。危険すぎる。いや、許せないからこそ、子ども自身のせいじゃないほうが救いがあるのかもしれないけど……。

リエゾン

巻頭カラー。

トイレじゃなくても要は一人になれる空間が家にあることが大切で 子どもに怒鳴ったり手をあげてしまいそうになった時…危ないと思ったら一呼吸置ける場所に逃げ込むんです

なるほど、子どもが逃げ込む場所じゃなくて親が逃げ込む場所としてのトイレですか。この発想はなかった。日本の家庭だと、特にお母さんなんか、自室がないから(頭冷やすために)一人になれる居場所が家にないのもよくありそうだもんね。アンガーマネジメントなんて言葉が流行ったりもしてますが、己が精神力だけに頼らず、物理的に戦える環境を作っていくの大事ですね。

「ランド」

最終回。アンがランドの社長に就任とかいう斜め上の展開で終了しました。抑圧されていた社会に風穴が空き、少しの希望が見え始めた矢先に、「かつての地獄は合議制からスタートしたんだ」とさらりと暴露。それに対する解答を何も提示しないのはある意味で誤魔化しのない真摯な態度と言えなくもないですが……救いはないなぁ。まあ、腐敗しない権力は存在しないと歴史も言っているしな。どうせなら、「株式会社」という枠組みそのものにも戦いを挑んで欲しかったけど、それはこれから、あるいは次の世代に遺した課題ということなんでしょうかね。

月マガ8

読切「クラスメイトのサードアイ」(御家かえる)スコシ・フシギなショートラブコメ4P。こういうのは週マガの専売かと思ったが月マガ平均年齢高そうな読者層でも行けるんですね。いやむしろ青春を失ったおっさん向け?

「修羅の紋」

フディカゲ山、めっちゃ球を蹴って遊んでる人とかいそう……。

「恋は世界征服のあとで」

試運転が(裏切ったわけではないにしろ)敵にリークされて、普通に邪魔されてドンパチやる流れなのかと思いきや、特に戦闘が発生するでもなくデス美と不動が海デート満喫……いやそれ自体は望ましいことだけれど、ゲッコーは結局何がしたかったんだ……?

ボールルームへようこそ

勝った……! なんかあまりに負けフラグが立ちすぎてたから負けさせるつもりなのかとハラハラしてました。マンガのセオリーとしてここで負けるは確かにあり得ないんだけどさ……竹内先生もセオリー外す人じゃないの分かってるけどさ……ちーちゃんの弱気が衝撃的過ぎたのかな。ともかく、いい意味で予想を裏切られていい気分です。

さよなら私のクラマー

でこっちは負けるんかい。あんだけ一所懸命に練習しといて。や、まあ、荒川先生はこういう形で負けを描くことに定評あるけど。でもやっぱり可愛そうだわ……現実はもちろんそんなに甘くはないけど、敗戦のあとの努力がまたしても敗戦で否定されるのを見るのは辛い。

かくしごと

最終回。やや駆け足気味ではありましたが(お母さんが色覚障害になるところホントは前もって小出しにしとくつもりだったのでは?)全体として綺麗に伏線を回収しきってのいい話エンドだったと思います。久米田先生は本当にマンガが上手……。お疲れ様でした。

C.M.B.

なんだか最終回、ちゃんと森羅が登場するのか自信がなくなってきましたね。森羅が謎を解くターンがないと「驚異の部屋をご案内します」で締めづらくなってしまうような。今回のトリックは客車のすりかえトリックみたいな感じっぽいですが、やっぱ所員のお兄さんじゃなくて七瀬さんか森羅自身に案内して欲しいよな。……っは、もしかしてあのお兄さんが実は森羅の成長した姿か!?(凄くありそう~)