.DS_Store

漫画の感想とかをひたすら書いていくブログです。

今週の新連載とか・2021年6号(2/6-2/12)

文章書くの遅くなったな……。昔は数時間程度でペロッと1万字ぐらい書いたものだが……しかもこれなんてほとんど推敲なしの垂れ流しなのに、それでこんなに苦しむなんて……。

今週の新連載・最終回

IN

ウィッチウォッチ(WJ10、篠原健太

SKET DANCE」「彼方のアストラ」の篠原先生が本誌に帰ってきました。勘違い妄想の激しいポンコツ魔女っ子を守る使命を帯びた、幼馴染で鬼の末裔でもある怪力少年のラブ(少なめの)コメディ。今作は魔法ファンタジーということで、いやあなんでも描けますね。すごい。話も一話からよく出来てて(と言ってもオチは途中から読めちゃいましたが)マンガ上手いな~という感じです。ラブコメという枠からすると、一話からいきなりヒロインをペラペラにするのが凄いよね。それはコメディというかギャグのやり方だろと。個人的にはペラペラになったヒロインからもう凄い尊厳の破壊みを感じたので満足しました。ニッチな性癖にも必ず応えてくれる雑誌ジャンプ。

ラストジェンダー~何者でもない私たち~(イブニング5、多喜れい)

「俺の零話」プロジェクトで読切描いた多喜れい先生が、まさかの連載2本目です。いきなり売れっ子ですね。内容はハプニングバーにやってくる、性に悩む人々の交錯を描いたオムニバスドラマといったところでしょうか。今号は一応読み切りからの続編という形なので、読切(0話)とは別人が主人公(のはず)ですが、来店経緯から最初の反応に至るまで全く一緒なのでちょっと混乱してしまいました。相手客がパンセクの彼じゃなくてMtFシーメールで、メインのヒロインもレズビアン傾向持ちというので別人で間違いないはずですが……。多喜先生的には旦那の会員カード→「汚らわしいっ」までがセットでテンプレ反応ってことなんですかね。毎回これで統一されたらちょっと面白いが、求める面白さはそうじゃないんだけどな……。

過去の読切がwebに公開されてたので、当時の感想と併せてどうぞ。

www.moae.jp

skyhorse.hatenadiary.com

OUT

西妖記(イブニング5)

氷高の正体だけでも駆け足にまとめたものの、なんかよく分からないうちに終了。タイトルや内容的には西遊記のオマージュで、再解釈という方向性だったと思うんですが、結局誰が悟空だったのかな。或いはそういう当てはめは存在しなかったのかもしれませんが、逆に言うと読者はそういう感じで煙に巻かれたまま、どう読めばいいのかよく分からないままだったような気がします。旅はまだ続く……という締めは、日本でよく知られる西遊記の終わり方とも符合しますが、マンガとしては主題となるテーマがイマイチ前面に押し出されてこなくて、だから塞国編で氷高にスポットを当てたんでしょうけど、結果として大元の「天竺への旅」と関連が希薄になって、なんの話なのかよく分からなくなってしまったような気がします。多分だけど、茜上人が主人公という組立からなんか違ったんでしょう。お疲れ様でした。次回作に期待しましょう。

狩猟のユメカ(イブニング5)

こちらもピリッとしないまま終了。突然の世界転移で人間同士ばかりか動物とも会話が成立するようになり、一方でほとんどの人類が街から姿を消すという、舞台の根幹を為す謎現象の正体は結局謎のままでした。銃を持つ女性とショタという作者の性癖溢れるフェティッシュな画面は堪能しましたし、そういう需要は満たせていたとは思うのですが、それだけでは連載マンガとしては厳しかったということなのでしょうかね。リアリティに拘ったので仕方がないとはいえ、小手指近辺でちんたらしていないでとっとと世界の全容を説明するターンに入っていれば、また違う展開もあったかもしれないと思います。お疲れ様でした。

サガラ~Sの同素体~(モーニング11)

テロも暗殺も、核も止めて大団円。途中のディティール忘れてしまったので、最後の方の事後処理の辺りは何言ってるか正直分からないのですが、結局クーデター用の最終手段として用意しておいた核爆弾をサガラに逆用されてしまい、全ての計画を諦めざるを得なくなった、という大まかな流れは理解しました。途中「裏切られた」と断定までされた(真藤が一方的に断定しただけですが)上司を「最も信頼する人」と言い切ったサガラには複雑な感情を感じましたが、なんだかハッピーエンドにするために騙されたような気もします。ていうか「成瀬を隠密に処理するなよ」と言ってるシーンでは明らかに信用してないし。

はあー、しかし、現実世界で、この規模のクーデター事案が発生し得ることってあるんでしょうか。実現性はともかく、今の政権や与党を見るに、深松レベルの対処を要求するのはちょっと無理なような気がしてしょうがないんですよね。二階幹事長や麻生副総理クラスならまだ期待できるんだが、他がちょっとな……と。まあ、ワンチャンあるだけマシか?

今週の読み切りとか

WJ10

鴨乃橋ロンの禁断推理(天野明

「REBORN」「エルドライブ」の天野先生の新作が本誌に出張掲載。中身は探偵バディモノですが、ブレーン側が「犯人を自覚なく死に追い込む謎の病気」にかかっているせいで一人で探偵をできないという設定に爆笑してしまいました。狙ったのかどうか定かではないですが、ネットでは「金田一少年の事件簿」の犯人が追いつめられて死ぬともっぱらの噂なのです。例えばこういう記事。

anakonda69.hatenablog.com

こうしたネットでの金田一に対する評判からそういう設定を思いついたのだとしたら、天野先生も中々意地悪というか、やり手だなーと思いますね。なお講談社公式によれば、金田一の犯人死亡率が高いのは初期の頃だけで、中盤以降はほとんど死なない、あるいは金田一自死をくい止められているそうです。

pocket.shonenmagazine.com

上述の検証記事と合わせて考えると、無印ではよく死んでいたが、続編以降そういうのをやめたというメタな事情が見えてきますね。関係ない作品の話をしてしまった。

カモしれない刑事(前田良平)

呪術廻戦が遂に落としました本作は代原で載った読切ギャグなのですが、図らずも天野先生の読切と「鴨」「刑事モノ」で被せてきています。いや、編集がわざと被せたのカモ……? いずれにせよ、すさまじい偶然と幸運によって載ったと見えます。ただし、こちらは「鴨乃橋ロン」とは違って純然たるギャグマンガ。クセのあまりないシンプルで読みやすい内容です。こういうのは万人受けしやすいと取るべきなのか、フックが少なくてコアなファンがつきにくいと取るべきなのか。作者は新人さんですが、代原から成り上がったジャンプのギャグ作家は多いので期待ですね。

WS11

うぇぶりネタバレ調査員★一色(一色美穂

サンデーうぇぶり宣伝4ページ。一色先生、マンガ読んだことないはずなのですが名前に聞き覚えがあって……なんだろう、マギ関連で宣伝マンガでも読んだのかな?

f:id:skyhorse:20210214165949p:plain

所得の再分配を要求するときに使ってください。

死神坊ちゃんと黒メイド(イノウエ)

久々の本誌出張はアニメ化記念。おめでとうございます。呪い早く解けるといいですね。まあ解けたときが連載の終わるときでもあるんですが……。

そして世界に平和が訪れた。(渥美駿)

「イケ田くん」の渥美先生が読切で復活。母星(うえ)の方針転換で失職した怪獣とヒーローの交流と再挑戦を描くハートフルコメディです。いいマンガだし、中々面白いです。「イケ田くん」を描いてた作者なだけあって、メッセージが明快で、かつしめっぽくなりがちなテーマを上手くコメディの文脈に載せて、弱者を励まし、手をさし伸べる温かい内容はサンデーに相応しい。オチも素敵で、ここはかなり気に入りました。ただ、ちょっと想定年齢層が少年誌という感じではないかなーと思いました。まあサンデーなもはやおっさんしか読んでないかもしんないけどさ。あと怪獣がかわいい。

モーニング11

ちいかわ(ナガノ)

モーニングでは「MOGUMOGU食べ歩きくま」でお馴染みナガノ先生の新作。ナガノ先生の主戦場たるtwitterでバズったマンガにモーニングがツバつけたという感じでしょうか。巻頭カラーまで貰って単行本の宣伝ですが、正直に言えば個人的にはよく分からなかった……。まあ、心を空っぽにして愛で癒されるタイプのマンガですね。こういう小難しい難癖をくけるものではない。

未来保険(樺ユキ)

人生の大きな選択のタイミングに戻ってやり直すことができるSFチックな保険商品をめぐる、一人の青年と祖母の思い出と決断を描いた人情ドラマ。Dモーニングで好評だった読切が本誌にも掲載……という経緯らしいですが、人気も納得の出来栄えですよこれ。まず「未来保険」という発想が素晴らしいですよね。選ばなかった選択肢を選んだ場合の平行世界への入り口が確保されていて、適用するとその世界に切り換えることができる。こんな保険あったら大人気間違いなしでしょう。この時点で勝利。加えて「夢」と「安定」という人類永遠のテーマを、本人の生活ぶりやSNS、祖母の思い出など色んな角度から丁寧に描き出していて共感の煽り方も上手です。最後のほうはちょっと奇麗事で固めて現実に向き合わない程度に逃げたな、とも取れますが、ページ数の都合とかもあるでしょう。諦めるばかりが人生じゃないからね。ところで作中の保険適用で一つ気になったのが、「適用する(平行世界に移住する)と平行世界の記憶が徐々に定着し、現在の記憶は緩やかに消失していく」という設定。まあ、そうしないと適用する/しないが大きな決断にならないので仕方がないのですが、現在の世界で苦労した記憶が消えてしまえば、「平行世界に移住したい」という欲求自体もなくなってしまうわけで、そうすると「なんで夢を捨ててこっちの世界に来たんだっけ」となってしまい、適用した意味がなくなってしまいませんかね? いや、まあ、平行世界の自分が悩みなく生活しているなら問題ないのかもしれませんが、そんなことあり得ないので、なんか商品として片手落ちなような気がするな、と。

YJ11

貝殻(宇和野そら)

1億円40漫画賞のホラー部門大賞作。あれ? ホラー部門って前にも大賞作品載っていたような……と思っていたら、どうやら2作品出たみたいですね。

yj40comicaward.jp

他の部門見ると大賞作出てない部門も普通にあり、ホラーのレベルの高さが際立つ形に。ってか認識してなかった読切でもこの賞の作品結構あるな……。

さて本作の内容ですが、事故死した姉の夫、つまり義理兄の家で姉の遺品を見つけた中学生の主人公が、心霊体験を通して姉の結婚生活の真実を知り……という、どちらかというと「本当にあった怖い話」系統のホラーですね。幽霊? として姉は登場しますが、そこに対する恐怖というより(それもあるけど)生きている義理兄に対する恐怖、そして彼に振りかかる因果応報的な超自然的な結末。直接的なシーンはボカされていてホラーの苦手な僕でも読みやすく、面白かったです。

その他

夜桜さんちの大作戦

今回の二葉の決めポーズハンタのオマージュかな?(オタクなのですぐハンタのオマージュと解釈してしまう)

アンデッドアンラック

結局なんで安野雲は皆に認識されてるんだ? というのずっと気になってたので、納得の行く答えでよかったです。やたら腕をくれてやる気前の良さも含めて。ただ、Gペンアーティファクトアバターと一緒に朽ちたのはよく分かんないけど。アンノウンの本体が無事っぽいので、時を戻すアーティファクトの代償発動が物理的な半径とかで縛られるんでしょうかね。

破壊神マグちゃん

今週のマグちゃん、遂にナプタークハーレムが公式で実現してて神なのだが……公式が僕にエロ同人を作れと囁いているのか……。

水溜まりに浮かぶ島

まさかのタイトル回収回なんですけど、こんな意味だったなんて……。これってつまり、「水溜まりに浮かぶ島」の意味は「(水)死体」である、と言っているようなものです。それをわざわざタイトルに据えるってことは……

K2

いや、皮肉で言っているのではなく、適当に知ったかぶってよく定義を知らない言葉を使うのはよくないということです。大体応召義務うんぬん以前に、人助けしたことが明らかなら特別扱いしてあげてもバチは当たらないでしょう。医者の応召義務に対する問題提起をしたいという動機設定から始まってしまうからこういうちぐはぐな話になってしまう。(それにうっかり乗せられてしまう自分も愚かなので反省)

それでも歩は寄せてくる

あああああああああああああああああああああああああああああ

f:id:skyhorse:20210214160625p:plain

ここすき

f:id:skyhorse:20210214160654p:plain

ここすき

僕、いますよ。/ゴールデンカムイ

@某鍵垢: そういえば最近のヤンジャンアイヌ独立・琉球独立が出てきたけど窮民革命論が流行ってんのか?

確かに……。第四インター系のシンパが編集部にいるのかもしれない。

ちなみに囚首喪面は「顔や髪を整えないこと、容貌を飾らないことのたとえ」だそうです。身なりを整えるために休載しますってこと……?

yoji.jitenon.jp