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漫画の感想とかをひたすら書いていくブログです。

今週の新連載とか・2021年15号(4/10-4/16)

マガジンエッジの表紙にプリンセス・ハオ登場週。そういえば令和版アニメマンキン放送中でしたね。テレビ持ってないから伝え聞き程度でしかないですが、そんなに評判も悪くはなさそう。

今週の新連載と最終回

IN

アオノハコ(WJ19、三浦糀)

同名読切(読切は『アオのハコ』名義)が連載化。読切掲載のときにも書いたと思いますが、三浦先生はマガジンで『先生、好きです。』を連載されていた方ですが、全く触れられていないのは黒歴史にされたのか。

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連載化に当たって、先輩が両親の都合で主人公の家に居候するという展開が追加されています。いわゆる同居ラブコメですね。女の子が押しかけてくる場合向こうが明確に好意を示しているパターンが多い(『うる星やつら』、『ToLOVEる』など……)ような気がしますが、気のせいなような気もします。それと比べると本作はかなり奥手な展開でどうなることやら……という感じですが、同居設定ならネタには困らないので総じてナイス改変だなと思います。今のジャンプは純粋ラブコメはないのでいいとこ行けるかもしれません。立ちはだかるとすれば『あやかし』と『ウィッチウォッチ』ぐらいですかね。

コウガさんの噛みぐせ(エッジ5、月野和青)

こちらもラブコメの新連載。気持ちが高ぶるとカニバってしまう何かを噛みたくなってしまうちょっと危ないヒロインと、彼女の秘密を暴いてしまったへたれ主人公をニヤニヤしながら見守ることになりそうです。月野和先生は知る限り過去にエッジに読切2本。

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正直もう読切の内容を思い出せない(『やまがたへなこ~』は微かに記憶にある)のですが、当時の感想を読む限り、読切ではスタンダードなコメディ、或いはラブコメを描いていたようです。1年でここまで性癖を煮詰めてきたか……正直、やるな、といった感じです。マガジンエッジ、性癖の宝庫と呼んで遜色ない感じのラインナップになってきましたね……『くにはちぶ』でリョナもカバーしてるし。

OUT

BUILD KING(WJ19)

もの凄いブン投げの最終回。いやこれ最終回か? 最終回ではなくないか? まあ単行本で加筆するのはよくありますし、それを踏まえて本誌最終回をブン投げるのはよくある手段ですが(c.f.プリンセスハオ)、また一つ歴史に残る打ち切りが発生してしまったなあという感じです。ジャンプは相変わらず大御所にも容赦ないことが分かってよかったです。始まったときにも書きましたが、僕はしまぶーとはとことん合わないので、逆に言うと今回に限って人気が奮わなかった理由がさっぱり分からないんですよね。なにが『トリコ』や『たけし』と違ったのか。まあ時代が違うんですが、それにしてもここまで変わってしまうもんかなというのが不思議です。今の誌面を見ても、競合しそうなマンガがあるでもないし(強いて言えば『マッシュル』ぐらい?)。誰か理由が分かっている人は教えてください。しまぶー先生はお疲れ様でした。

ノケモノたちの夜(WS20)

こちらはひっそりとした幕引き。サンデーの近年のファンタジー系新連載では、一時表紙を獲得するなどわりかしよく頑張った方だと思うんですが、掲載順傾向からするとダイアナ編で吹いた追い風を上手く捉えきれなかったんでしょうかね。読者層は全然違うとは思いますが、直後に『フリーレン』が大出世したのも大きかったかもなと思います。編集部からかかる期待が減ってしまいますからね。と言っても、よくあるにっちもさっちもいかず討死パターンではなく学びの多い連載になったのではないかと思うので、次回作には大いに期待を寄せるところです。お疲れ様でした。

僕、いますよ。(YJ20)

んー、「第1部完!」と最終ページに小さく書かれているだけで、告知などはなし。本当に終わるのか? YJでは最近『ひっこみゅ~ず』が終わったときにサンカクヘッド先生がtwitterで「打ち切りじゃないんで、いずれ戻ってきます!」と言ってたことがありましたが……。とはいえ結婚も急展開でしたし、言っちゃ悪いが打ち切りということなんでしょうかね。良くも悪くも不思議なマンガでした。全体的には令和版の『サラ金』がコンセプトかなと思って読みましたが、作中の活気溢れる社会が羨ましいやら怖いやら……。山田のような気構えもさることながら、ああした本音剥き出しでの怒鳴り合い殴り合いにこそ、本作の風通しの良さの本質があるような気がします。現実の社会の人って、思った以上に怒らないし、面と向かっては敵対してこないんですよね。やんわりと釘を刺すとか、宥めすかして懐柔しようとするとか、すぐに搦手で攻めてきます(もっとも「搦手」とは思ってないでしょうが)。そういう「慇懃」な態度にどうやって対抗していくか。本宮マンガのように手を出すしかないんでしょうか。やれやれ、って感じですね。本宮先生お疲れ様でした。

貧々福々ナズナさま!(YJ20)

こちらは最終決戦をうまく片付けてそのまま終了。よくある流れだとエピローグに一話使うぐらいの尺は取ると思うんですが、稲葉先生はさっさと畳んでしまいましたね。まあ、タカオと中野がくっついちゃってますし、エピローグでやることないっちゃないですけど、あまり見ないパターンに思います。ナズナさま、ホントにあれでよかったのかな……さておき、連載お疲れ様でした。

彼氏絶対殺す彼女vs彼女絶対落とす彼氏(エッジ5)

オムニバス暗殺系ラブコメディもここに終結。設定のインパクトは大きかったんですが、シチュエーションの種類が少なく、初回を上回ることがあまりできないまま出オチのようになってしまったように思います。と言っても1年以上続いたわけか……出オチというのは失礼ですかね。まあなんというか、ラブコメである以上、どうしても最終的に貝習氏が勝つことになってしまう、という構造的な欠陥による部分が大きかったんじゃないかなと個人的には感じます。玉鳥側が勝つと彼氏が死んでしまうので、コメディじゃなくなっちゃいますからね。元々がそういう男子優位……というとちょっと違いますが、そういうシチュエーション、「女子を男子がいなしつつ恋愛を成就させる」という構図に着目した設定ですから、コンセプト通りと言えばそうなんですが、長期連載に耐えるほどのシチュエーションの幅がなかったというか。とまれ、連載お疲れ様でした。

水曜姉弟(エッジ5)

こちらはweb移籍という形で本誌からは退場。人気の問題かもしれませんが、それにしては見切りが早いような気がするので、編成上の都合や、作者都合かもしれませんね。『ざんげ飯』の移籍と同じ臭いがする。くしくもどちらも飯マンガという共通項もあり。個人的には(webを読んでないので)もっと本誌で読みたかったな……。

今週の読切とか

WJ19

ハッピー・ハッピー・バースディ(百瀬直)

ショート読切企画「ジャンプ・ショート・フロンティア」にて『ポポ』の百瀬直先生が早くも再登場。自らの生活を賭して魔法少女として治安維持に尽力する少女の悲劇。「社会から疎外される異形」というテーマは同じですが、ハッピーエンドで全体的に祝祭的なムードに覆われていた『ポポ』とは一転して、はっきりと重苦しい雰囲気のマンガに仕上がっています。ショートということもありやや飛び飛びの展開ですが、デフォルメされた絵柄とメリハリある画面のお陰で違和感は少なく、小気味よいテンポになっているとも言えます。ただ明快にあらすじが把握できるかというとそういうわけではなく……オチも謎を残す形です。まあこのジャンプらしくなさが百瀬先生の持ち味なのだと思いますが。

YM20

上京生活録イチジョウ

モーニングの同名連載がヤンマガに出張。内容はモーニングに過去に掲載されたもの(自転車回)ですね。『イチジョウ』は結構評判もよくて、色んなところで販促しているのでその一環ですが、自転車回よりはもそっといいのなかったかな……と思ったりも。ハムスター回とか。

イブニング9

羽人(宮尾行巳)

コミックDAYSの新連載を先行掲載ということなので一応読切枠として扱いますが、表紙に巻頭カラーと、まるで本誌新連載みたいな扱いですね。そこまでやるなら本誌にも載せてやれという感じがしますが。舞台は古代中国……と思しき国で、仙人や吉兆の霊獣のような存在である「羽人」を巡る物語です。国が乱れたときに現れて、次の支配者に不老不死を授ける……という、易姓革命の根拠としてありそうな伝説が語られていますが、作中では今の支配者、皇帝が「羽人」そのものに変身し、その力を継嗣に譲り渡すという展開が描かれており、伝説は伝説でしかないことが分かります。おまけに「残る羽人を殺せ!」という遺言までついて、オイオイ不老不死ちゃうんか、というツッコミはさておき、どうやら異能異形バトルマンガの様相です。絵は気合入ってるので、期待の新人ということなのでしょうが、この一話だけ読まされてもなあ……みたいなのは正直あります。

メシスタント中島の憂鬱(高島正嗣)

「俺の零話」プロジェクトで登場したメシスタント中島くんが帰ってきました。

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設定上仕方ないとはいえ本業で失敗続きなのが可愛そうなんだよな……。それを挽回するために修羅場を和ませる料理を、という努力は涙ぐましいですが、でも彼の夢からは遠ざかる努力だし……。相変わらず全体的によく出来たマンガだからこそ、中島の悲哀が心に来るんだよな。つらい……。あとオチですが、前回は「実はマンガ家とアシのチームだった」という種明かしそのものがオチだったのですが、今回別にオチをつけないといけないが故に、中島くんが配膳でも粗相をすることになってしまい、これも展開に強いられた無能という感じで可愛そうだなと思いました。

WM20

堂島くんは動じない(ぱんやかわ)

前号に続いて出張掲載。……に見えますが、前号は電子版限定の1話の出張。今号は紙の本誌にも掲載される特別編のようです。だから「2号連続」とかアオリもないし、作者コメが「はじめまして!」とか言ってるんですね。複雑な世の中だ。内容は変わらず、イジリに失敗して自滅するギャル子を眺めるマンガです。僕もこんな気安く接してくれる同級生女子が欲しかったですね。まあフィクションですけど。

最果て寮のベネトナシュ(大熊サイヤ)

別マガから電子版限定で1話が出張掲載してきた、寄宿舎学校の芸術科寮を舞台にしたラブコメディ。芸大マンガや専門学校マンガは結構見ますが、高校の芸術科と言われるとあんまり思い浮かばない気がしますね。専門科があってかつ全寮制というのがそもそも珍しい(国内にあるのかな?)気がしますが、フィクションですからね。専門科と普通科がある学校だと互いに没交渉になりやすいように感じます(特進科やスポ科はそういう傾向があると聞く)が、実際どうなのかな……というところを個人的には知りたいですが、タイトルからして寮生活のドタバタに注目するマンガのようです。そこは残念。絵は可愛いと思います(ここはさすが講談社

YJ20

みんな愛でたい楠部さん(守月史貴

ややスキのある高身長ギャル系女子の生態を翻弄される陰キャ男子の視点から観察したショートコメディオムニバス。あまり見ない組み合わせにも思いますが、よく考えたらアイマス諸星きらりがまんまそれでしたね。まあなんというか、想像上の生物感がすごいですが、フィクションなんで……。オタクに優しい高身長ギャルもいいですね。絵は陰キャ主人公含めて可愛い系です。

明日ちゃんのセーラー服(博)

TVアニメ化宣伝で2ページ。ってただの広告やねこれ……。まあアニメ化おめでとうございますということで。

○に×はあかんやろ!(舩橋弘美)

遅咲きのお笑いコンビの栄枯盛衰の物語。ちょっとした出来心、ボタンの掛け違え、そういう不和から産まれた亀裂は、マンガ世界ではえてして直そうと思えば直せるものですが、現実ではそううまくはいかないし、不首尾に終わっても人生は続いていく。そういう後戻りの効かない現実の後悔と寂寥感がよく表現されているマンガかと思います。絵はやや粗いようにも思いますが、内容にはマッチしていて、インパクトのある芸人顔の表現にも成功してます。

エッジ5

ご無沙汰ちゃんはxxしたい(磋藤にゅすけ)

アプリ「Palcy」から出張掲載のアラサーご無沙汰女子コメディ。レディコミの流れを組むPalcyの中でも特に「らしさ」を感じる作品ですね。まあ、ステレオタイプなんですが……。僕はアラサー女子の生態に全く詳しくもなく、共感できる要素もあんまりないので、ただただ雑学として興味深く読ませていただきました。交際経験あっても5年以上ブランクがあるとこうなってしまうんだなあ……。でもよく考えると、男でも学生時代を最後に交際なしみたいなタイプは次第に名誉童貞みたいな存在になっていっているような気もします。まあ僕には関係ないことですが……。

女装してオフ会に参加してみた。(くらの)

もう実質同時連載だろ、ってぐらい出張してくるな。正直に白状しますが、女装と男装、HNと本名の組み合わせが分からなくなって、誰が誰やら全く分からないままに読んでます。ちゃんとまとめて読んだらいいんでしょうけど、ここまで来ると出張してきても「お前だれだっけ?」みたいになってしまうのでむつかしいですね。ずっと誌面読んでるはずでこれなのに、たまたま読んだだけの人とかからしたら意味不明だよな……。

その他

マッシュル

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ヤバい奴ほど強いときに使う画像です。マンガ世界で普遍的に見られる現象ではありますが。

あやかしトライアングル

テコ入れでふたなりとは! 成年誌どころか少年誌なので表現の限界が低すぎてアレでしたが、攻め方がすごいなーと思わされました。絵面に対して話の内容がヤバい。エロ同人に描けと言わんばかりの内容……。

アイテルシー

これ……不思議ですね。『BUILD KING』と比較したら、どう見てもこっちの方が打ち切り最終回に見えますよ。でも、現実にはあっちが最終回でこっちは来週も載るわけです。最近のジャンプは1クール打ち切りはやらない方針のようなので、本作は一応今クールはプロテクトかかってると見てるんですが、ドベ1獲得やら話の展開やら見ると、結構ギリギリまで打ち切りの可能性見てたのかなと勘繰りたくもなります。うーん、土壇場で何かありましたかね……。これで何事もなく来週終わったらそれはそれで凄いですが、改編のスケジュール上もう1クールは続きそうですかね。

ラストジェンダー

アセク(性愛志向がない)の反対概念、論理的にはあるはずと思いつつも、調べても実在するのかどうか含めてよく分かってなかったんですが、アロマンティックという言葉もあるんですね。今見たらwikipediaにもかなり加筆されてました。恋愛結婚が一般的になってから可視化された、ある種の現代社会の被害者に近いかもしれませんね。全くない人だけでなく、ゼロからグラデーションになっているという点でも適応障害などのいわゆる「現代病」にも似通ったところがあるかもしれない。性的指向は病気ではないですが。

ところで完全オムニバスとして各話が独立しすぎていて、流石に最初の頃の話忘れてきたぞ……これちゃんと人気取って続けられるんか心配になってきた……。

戦隊大失格

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本作は正直そこまでピンと来てなかったんですが、このコマは春場作品の真骨頂という感じですね。自分の一番の味方は自分でしかあり得ない、まずは自分で自分を救え……という哲学をねぎ先生は持ってマンガを描いてますよね。そこがストレートに出ている分かりやすいコマだと思います。

テスラノート

アニメ化決定! って……バカな!? 打ち切り秒読みだと思っていたのに、どこからそんな人気が……

いや、真面目に考えると、これ最初からアニメとのタイアップありきの企画でしたね。声優も決まっていてティザービジュアルも出てて2021年放映って、いくらなんでも今年(いやギリギリ去年か?)始まった連載とは思えないスピードです。マンガの原作が二人クレジットされていること、その片方がアニメの脚本にもクレジットされていることを踏まえると、むしろ先にアニメ脚本があって、それをもう一人の原作者がマンガ用に再編したという流れなのでしょう。そう考えると本連載の体たらくは正直、あまり芳しいとは言えなさそうですが……。

それはさておき下のコマですが、「ダブリングキューブ」はバックギャモンとかに使われるダイスで、2のべき乗が出目になっています。つまり2・4・8・16・32・64が各面の出目になっているんであって、248163264という(莫大な)数字が出目にあるわけじゃないです。いや写植した人も分かってると思いたいんですが、このルビの振り方は分かりにくいよ……「,」(カンマ)で区切るぐらいできなかったのかな? まあ、脚本から起こすときに勘違いした可能性もあって、そしたらちょっと辛い奴ですが……。単行本修正に期待(?)ですね。

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SHAMAN KING THE SUPER STAR

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物語展開の都合上一時的にこう言わせてるだけなのは分かるが、如来様にこんなこと言わせちゃうのヤバいマンガだな改めて見ると……