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漫画の感想とかをひたすら書いていくブログです。

今週の新連載とか・2021年17号(4/24-4/30)

緊急事態宣言真っ只中のGW突入ですが、こっちのマンガ読書進捗率も緊急事態だよチクショウ。YJ・モーニングは合併号翌週でお休みです。

IN

Q.恋ってなんですか?(アフタヌーン6、Fiok Lee)

地球の生命を愛する宇宙人と二人っきりの生物観察を楽しむ、独特な雰囲気のちょいラブコメディ。恋愛を知らない宇宙人が地球生命の生殖・繁殖活動のアナロジーを通じて恋愛についての知見を深めていく……というコンセプトは分かりやすいしラブストーリーとしてはいい感じですが、しかし、人間以外の生命の活動に恋愛感情を見出すというのが完全に「恋愛を知っている人間」の思考回路でしかないというところが皮肉ですな。まあ、フィクションなんで! 全然関係ないけど、突然目の前に現れたドアを思わずくぐり抜けてしまうの、『氷の上に立つように』をちょっと思い出しました。中々出来ることではないよね。

双生遊戯(YM22・23、岡田淳司)

ヤクザの組長の双子の御曹司が、跡目を巡って愛憎絡み合うドンパチを繰り広げる、新世代のヤクザマンガ。シュールギャグ要素もありつつ、基本的には暴力マンガ路線の予定なんでしょうか……? ヤンキー物やヤクザ物っていかついおっさんやいかれたおにーさんがポコポコ現れてキチガイのようにドンパチするというイメージがあるので、長髪の双子のイケメンというのがアクセントというか、もの珍しくはあります。ああでも、『来世は他人がいい』のヤクザはシュッとしたイケメンが多いですね。現実でも最近はバチバチの武闘派は少なくてインテリヤクザみたいなのが増えてるとか聞くこともあるので、ある意味時代に即しているだけなのかもしれません。

王の帰還アフタヌーン6、原作:一穂ミチ、漫画:嵐山のり)

短期集中連載ですが、連載なので一応。原作は短編小説だそうです。「魔王」と呼ばれた凶暴な姉と、駄菓子屋の娘で金魚すくいの名手の薄幸少女の二人に振り回される小心者の不良系主人公のラブかもコメディ。お姉さんの一切媚びるとこない性格はしびれますね。キャラデザも一切媚びるところがないのが益々いい。こんないい女と離婚したアホのアホ面が見てみたいですね。とかいうと自分にそっくりのキャラクターが出てきちゃったりしてぶすぶす刺されて終わるんですが。

バイロケーターズ(WS22・23、田辺狭介)

雷に二度打たれて半身不随となった少年が姉の魂を取り戻すため、幽体離脱を使って脱け殻となった姉の身体に入り込んで戦う感じのSFバトルアクション。ちょっとサンデーっぽくなさがあってもの珍しいですね。いやそれが悪いとは言ってません。むしろちょっといいかも。ちょっと不思議な設定を場の勢いと雰囲気で畳みかけて押し通すというのは少年マンガの王道ですが、サンデーはそういうマンガ少ないんですよね。すぐ屁理屈に逃げてしまうというか。そういう意味で本作がこの熱量をどこまで維持できるのかとても興味があります。個人的には初回から憑依TS、憑依悪堕ちと濃いめの性癖全開で殴ってくる展開にドキドキしました。憑依TSは今後も基本路線っぽいですが、これからも憑依悪堕ちもちょいちょい出してほしいですね。作者は新人さんのようです。絵はやや荒削り感がありますが、バイタリティ溢れる絵でバトルものの少年マンガという媒体にはしっかり合っています。

OUT

はたらく血小板ちゃん(シリウス6)

はたらく細胞』のスピンオフ系もとうとう終了。4コマということもあり、ある意味いくらでも続けられそうでしたが、本編も終わったことだし無理せず畳んでいくか……という感じでしょうか。『はたらかない~』は終わる詐欺でしたけど。血小板ちゃんのかわいさは存分に堪能できたと思いますが、なんというか、そもそもの『はたらく』世界解釈として、「血小板は永遠にロリ」というの、それはそれでいいのか……? という気持ちはずっと残ったままでした。いや、スピンオフにケチつけてもしょうがないんですけど。でもなんていうか、別に「小柄なキャラクター」とか、「ロリババア」とか、いくらでもやりようはあるところを普通に幼く描いて、プロフェッショナリズムとかやってしまうと、なんだかなあという気分も少しだけ。

GANG KING(イブニング10)

長期連載のヤンキーものですが、ほぼ未読、ということでパスで。……いや無理でしょ? 何年やってるのよ。こちとらせいぜい3年前からしか読んどらんっつーの。ヤンマガの『セッター』は(流し見だけど)読んどるから勘弁してくれ!

抜刀(イブニング10)

電子版限定で長らくやってましたが、無事(?)完走しました。打ち切りなのかもしれませんが、何しろ元々の着地点がどういう予定だったのかすら丸切り検討がつかないので……何なら、読切を連載化するに当たって場当たり的に設定を追加してとにかく伸ばせるだけ伸ばしてやる! ぐらいの(ある意味)鬼気迫る迫力を感じ取ってました。まあそれはそれでいいんですけど、個人的には途中から勢いだけで押し切るには無理を感じるなあと感じていました。個々の絵やコマや回は最後まで迫力あるもので、そこでダレたというよりは(そういう作品はよくあるが)、むしろ読者のほうが追いてけぼりになってしまった感じです。面白がって読んでるうちはいいんですが、読者が途中で我に返って「で、結局俺は何を読まされているんだ?」とか、「ところで、この話の終着点はどこなんだ?」みたいに思うと、「謎の殺し屋抜刀の正体」というはっきりしたテーマのあった読切とは違って、令子はよく分かんないし、組長もよく分かんないし、抜刀も無自覚で目的もないしで、どこに自分の視点を持っていったらいいのか分からなくなっちゃうんですよね。いっそもっとその「わけ分からなさ」が昇華してシュールギャグの域にまで行けば名作だったんだと思いますけど、そこまでいかなかったのが一番の残念ポイントということかもしれません。

今週の読み切りとか

アフタヌーン6

あさがくる(ほそやゆきの)

本作は四季賞春の大賞受賞作です。北海道を舞台に、宝塚音楽学校の夢破れた「元」少女と、宝塚受験を口実に現実から抜け出し、何者かにならんと欲する少女との出会いから別れまでを描いたホロリと苦いガール・ミーツ・ガール。静かでありながら、穏やかさとも厳かさとも違う絶妙な冷涼感漂う北の大地が、朝顔の抱く寂寥とくるみの持つ疾風怒濤の思春期の心をくっきりと浮かび上げています。作者の実体験ベースなのでしょうか……? そう思わせるほどに、さりげない所作や会話の内容の一つ一つが真に迫っていて、それが故にいっそう全体を覆う静けさが際立ちます。朝顔の優しさと、時折溢れる裏腹なそっけなさは、いずれも夢の道が途絶えた後の人生を受け入れていく途上にあることの象徴ですが、同時に、そうして上辺で取り繕わず接してくれたことで、くるみにとって何より信頼できる寄る辺となれたわけで、互いが互いの成長を支え合う関係に優しい気持ちになります。二人に幸多からんことを、と願いたくなりますね。

神龍イデア(連打一人)

月刊ヤンマガから出張掲載の塀の中異世界ダークファンタジー。月刊誌の1話なだけあってどういう方向に進むマンガなのか全く分からん。パッと見の印象では異能サバイバルバトルかな、と思いますが、なにしろ全編通してほぼ導入みたいな感じですからね……。ただ周囲の人間のゲスさの表現はすごいです。絵が非常に上手なことも手伝って、読んでるこっちが気分悪くなるレベルで、筆致から憎悪のような執念すら感じる勢いです。まあ、別な言い方をすると全然人間らしさを感じなくて、テンプレ的悪役という感じなんですが、ここまで露悪的な行動をこの絵で描かれるとやはり迫力はあります。全く僕の的じゃなかったですが……。

アレンとドラン(麻生みこと

電子版限定で1話出張掲載。芸術映画鑑賞が趣味のサブカル(笑)女子と隣人の常識人のサブカル否定系男子のラブ……? ラブになるのこれ? コメディ。サブカルチャー好き、というかコンプレックス持ちド陰キャのねじくれ果てた自意識の表現が見事ですね。言葉やモノローグもさることながら、言動がもうドンピシャという感じです。相手役の男子が媚びてもおらず、かといって敵対的でもなく、ただただニュートラルにドライなのも現実的で(いい人なところは現実的ではないかもしれませんが……)面白いです。レディコミの最近の傾向はこういう現実路線なんでしょうか? ちょっと気になりますね。

WJ21・22

ぺこぺこの病(渡辺シンペイ)

異常な食欲の病気に悩まされる少年の少冒険奇譚、といったところでしょうか。食欲亢進というだけでは済まない『大食い』を大したリアクションもなくスルーしてしまう不条理さ(でも医者にはかかるんだよな)が笑いを添えて、中々上手いマンガの作りをしています。絵も上手とまではいいませんが十分少年マンガの絵をやっていて、コマ割りも慣れている感じでとても読みやすかったです。

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途中めっちゃカニバるかと思ってビビりましたが、まさかのオチでここも爆笑しました。やっぱ『チェンソーマン』リスペクトなんかな? ジャンプ繋がりというだけでちょい安直ですが。

サニーサイド(冴豆祐人)

こちらは「ジャンプ・ショート・フロンティア」より、子どもを拐う妖怪ブギーマンと戦うお姉ちゃんのホーム・アローン的ハートフルバトルマンガ。基本いい話……だと思いますが、なんでこんな悪辣な手段を取れる子が悪い子認定されていないんだ……? みたいな疑問はちょっとある。どうせブギーマンを送っても返り討ちというのでアンタッチャブルな存在になっているのか。それとも、あの悪そうな笑みもあくまで弟を守るためだけにしか発動されないのだろうか。まあ演出に過ぎないっちゅー話ですが。

シリウス6

のの子さんの彼女くん(蜂若丸)

好評につき? 2回目の出張。1回目のときの感想は下記。

skyhorse.hatenadiary.com

内容は前回と変わらずかわゆほんわかしていますが、のの子さんのデレが大分増えてますね。龍之介くん、天然たらしとはいえ随分と攻めるなあという感じですが、のの子さんが既に大分デレてしまっているので、照れ拒否発動のためには攻めざるを得ないという作劇上の都合がありますか。まあ勢いで押し切っているので違和感はあんまないですが。謎の叔父がどう絡むのかよく分かりませんが、過激化するアプローチの抑制とマンネリ緩和のための早期投入という感じですかね。

YM22・23

OH MY GOD?(田中宏

「我漫」企画で『女神の鬼』の田中先生がカムバック。コロナ下の広島で必死に現実と戦い日常を生きる人々と、彼らを元気づけるローカルラジオの女神MCとの感動? の心の交流を描いたギャグストーリー。正直、「こんなんでホンマに元気出るんか?」って思いつつ読んでたフシがあったので、オチを見てギャグと分かりややホッとした感があります。とはいえ、途中のラジオのくだりはオチとは独立していて、田中先生は普通に感動ストーリーのつもりで描いている可能性も捨て切れず……ヤンマガは時として感性が違いすぎるのでここを言い切るのは難しいですね。オチも正直言えばあまり笑えなかったし……いや、つまらなかったと言うより、合わなかったという感じですが。

ハンチョウvs.イチジョウ(協力:福本伸行、原作:萩原天晴、漫画:上原求、新井和也)

講談社の誇るカンジの2大スピンオフがヤンマガ誌上で初コラボ(まあ『イチジョウ』は今年開始なので初なのは当然ですが)。時間軸的には大槻は一条が帝愛に入社するずっと前から地下にいた……ということになりますが、公式的にはそういうことでいいんですよねこれ? まあ、『カイジ』本編以前なのではということはずっと言われていたようにも思うので、矛盾とかではないんですが、するとあれですか、大槻の黄金期はやはりカイジにやられる前であって、あのスピンオフはいずれ崩れ去る砂の城というわけですか……。といっても、一条のスピード出世を考えてもまだまだ数年は楽しめるわけですが。あれ、にしては大槻やたら最近の流行り物に手を出していたような

WS22・23

うぇぶりネタバレ調査員☆一色(一色美穂

今週も普通の宣伝マンガですね。目次にもメインコンテンツとしては載ってないし、パスしてもいいかもな……。

その他

呪術廻戦

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sad panda! sad pandaじゃないか! 芥見先生、英語圏ネットスラングにも明るいとは流石です。ブルシット・ジョブが日本に紹介された直後に作品に反映されてたという話もあったし、ひょっとすると英語圏に親しんでいる人なのかもしれない。

knowyourmeme.com

僕とロボコ

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今月の目標 リーマン予想を証明する

古見さんは、コミュ症です。

これは……いくらなんでも万場木さんが可愛そうすぎるな……いや只野くんに悪気ゼロなのは分かるが、しかしたったの1週間(作中5分)でフラれる立場よ……。

天野めぐみはスキだらけっ!

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北予備かな?(北予備については、例えば下記のblogを参照)

shiranuimegumi.online

相続探偵

非弁行為の話してますけど、これでダメってことになると、じゃあそもそもこの探偵事務所の存在意義って何なの……? ってことになりません? いや法律論がしたいわけじゃないんですが、単純に疑問として、相続なんてほぼほぼ法律問題じゃないですか。ってことは基本的に弁護士案件しか存在しないわけで、とすると興信所の役目はアレですか、もしかして弁護士事務所が顧客ってことですか。そう考えると偉くニッチな仕事だな。儲らないのも無理ない。

甘神さんちの縁結び

宮司は副業OKだから医者と兼業してよいみたいな話になってますけど、宮司って確か神道系の学部を出ないとなれないんじゃ……と思ったら、推薦状があれば資格試験を直で受けられるんですね。医師兼宮司、可能なのか……夢が膨らみますね。

job-zukan.jp